250. キッズ年代で「観る」とは?

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

大人の試合90分間のうち、ボールを触っている時間は1分。

残りの89分間は、相手と味方とスペースを観ながら走ったり止まったりしていることを昨日のブログで書きました。

全てのプレーのスタートは「観る」ことから始まります。

しかしながら、キッズ年代では考え方を変える必要がありそうです。

なぜならキッズ年代のサッカーは大人とは違うからです。

例えば、キッズの子どもたちは、、、

 

・自分とボールの関係性が強い。

・とにかく自分がボールを触っていたい!

・相手と1対1で戦うのが楽しい!

 

このように、発育発達の観点から言うと(良い悪いでなく)自己中心的なのです。

そして、戦いや競争が好きです。(全員ではないですが)

 

~1対1の練習~

 

サッカーで1対1の場面は少ないし、そもそもチームスポーツなので1対1の練習は多くの時間を割いてやるものではないかもしれません。

しかし、子どもは「戦い」が好きです。

勝った!負けた!がはっきりするので楽しく取り組むことができます。

この場合には、ボールを持った時に何を観るのかに注目します。

それはやはり

 

「相手」となります。

 

相手を観てかわして前に行き、シュートを決める!となります。

 

~2対1や2対2など仲間との関わり~

 

そして、このあと是非時間を取って取り組んで欲しいのは、2対1や2対2です。

ここでは仲間がいますので、パスという選択肢が増えることになります。

つまり、ボールを持った時に「観る」べきものは

 

「味方」となるわけです。

 

一人で攻めるよりも二人でパスを使って攻めた方が簡単!

となればしめたものですね!

 

まとめると、

 

・キッズ年代のサッカーは大人とは違う。

・ボールを触る時間を多くする。

~ボールを持った時に何を観るか~

・1対1の練習では「相手」を観る

・2対1や2対2の練習では「仲間」を観る

 

ここまで読んでくるとまたまた疑問が出てきます。

今はボールを持っている人に注目していますが、2対1や2対2だと

「ボールを持っていない時」があるわけです。

それはまた明日。。。

 

もう1つ付け加えると「観る」という習慣付けは、鬼ごっこでも養うことが出来ます。

工夫して取り組んでみてください🎵

P.S.「観る」を意識した鬼ごっこはどんなものがありますか?こっそり教えてください!

 

今日1日があなたにとって最高の1日となりますように。

(^-^)/てつ

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249. プレー中、何を観る?

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

まずは昨日の復習から。

プレーの一連の流れは、

知覚

予測

判断

実行

となります。

知覚とは「観る」ことです。

それも意図を持って相手や味方やスペースを観ることでしたね。

では、具体的にはいつ何を観るのか?

と疑問が出てくると思います。

大前提としては、どこにゴールがあるかは認識している状態とします。

その上で、

①自分がボールを持っていない時

②ボールの移動中

③自分がボールを持っている時

と分けてみます。

基本的には、

①は、相手、味方、スペース

②は、相手

③は、味方(一番アドバンテージを持っている味方)

となります。

ご存知のようにサッカーとはほとんどの時間が①の自分がボールを持っていない時です。

プロの試合は、前半45分、後半45分、合計90分ですが、その中でボールを触っている時間はどれくらいでしょうか?

正解は、1分。

※ポジションや選手にもよりますが、どんなに長くても2分です。

という事はほとんどの時間は「相手」と「味方」と「スペース」を観ながら走ったり止まったりしていることになりますね。

しかしながらキッズ年代においては少し話が変わってきます。

特にパスの意識がまだあまりない子どもたちなら、なおさらです。

キッズ年代の練習でいつ何を観るか???

明日に続く。。。

今日1日があなたにとってハッピーな1日となりますように。

(^_-)-☆てつ

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248.4ステップ「知覚」

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

プレーの一連の流れは認知、判断、実行となります。

見て、考えて、プレーするという流れです。

細かく言えば、

「知覚」

「予測」

「判断」

「実行」

という流れです。

知覚とは、五感を通して物事を見分けて捉えることです。

サッカーの場合には主に目からの情報処理となります。

平たく言えば「観る」とか「見る」という事です。

「観る」と「見る」の違い

サッカーではできれば「観る」という言葉を使った方が良いかもしれません。

なぜなら「見る」は見る対象に明確な目的や意図を持っていない場合で、

「観る」とは、明確な意図を持って対象を見ることを意味するからです。

サッカーの場合には意図を持って、ボールはもちろん相手の位置や味方の位置、そしてスペースがあるかないかなどを観るからです。

全てのプレーのスタートは常に「観る」から

キッズ年代(年齢が低くなればなるほど)ではオフザボールよりもオンザボールの指導の比率が高くなります。

ボールを追いかけて何も観ないでドカーン!と蹴る楽しさももちろんレベルによってはありかもしれませんが、できるだけ「観る」ことを意識させたいですよね。

キッズ年代から「観る」ことの習慣付けは、よい選手になるために重要です。

では、具体的にいつ、何を観ればいいのでしょうか?

また明日!

今日1日があなたにとって大切な1日となりますように。

(^_-)-☆てつ

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247.実践を中心に楽しく競争させ、認知力と判断力を鍛える

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

キッズ年代だけではありませんが、サッカーの上達に欠かせないもの。

それは、「認知力」と「判断力」です。

とは言え、そのための基本的な土台を作らなければなりません。

その土台とは、

・とにかく楽しく!

・安心安全な環境

・失敗が許される

・発言できる

などが挙げられます。

これらの土台となる考え方をコーチが持っていないと、子どもはサッカーを通して成長することはできないでしょう。

その上で認知力や判断力を鍛えるための練習を行います。

具体的には、階段を少しずつ上がっていくようなイメージで向上させていきます。

その手法は「スモールステップ法」と言われていますが、子どもにとってもコーチにとっても非常に分かりやすい方法です。

なぜなら客観的に「これができたら次はこれ」「出来なければ1段下がってやってみる」などが分かるからです。

ステップ1からステップ4までを子どもたちが把握していれば、コーチも指導しやすくなります。

例えば、ステップ1ができていない子に対して「ステップ1は何だっけ?」と質問するのです。

子どもは「あっ!そうか!」と自ら気付き、考え、プレーを修正します。

詳しくはサッカークリニックの3月号をご覧ください。

Facebookの記事サッカークリニック3月号

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今日1日があなたにとって愛を感じる1日となりますように。

(^-^)/てつ

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246.心技体の「技」~上から目線~ 

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

昨日お話したように、心技体の技は

①上から目線

②4ステップ

③セルフラーニング

の3つのカテゴリーに分類されます。

 

今日は①上から目線についてです。

「上から目線」とは偉そうにして人を見下すことではなく、鳥になってピッチを上から眺めてみようという考え方です。

別名「バードアイ」とも呼ばれますが、サッカーのピッチを上から眺めることによって、どこに相手や味方がいてスペースが空いているかが分かります。

サッカーは相手の陣地のスペースを奪いに行く競技とも言えます。

相手の立ち位置(システムやポジション)を見てどこにスペースがあるのか。

相手のラインはどれくらい上がっていて、裏にスペースがあるのか。

相手ゴールまでのパスの道筋はできるか。

パスの道筋を作るための味方のポジショニングやフリーランニングは見えているか。

これらはピッチレベルでの目線ではなかなか見ることは難しいと言えます。

まるで自分が鳥になったつもりで周囲を見渡してみる。

そんな習慣が小学生年代からできれば間違いなくいい選手に育っていくでしょう。

もちろん、サッカーだけでなく物事を俯瞰してみる習慣もつけたいものです。

それができてくると、次の4ステップもスムーズにいきます。

 

今日1日があなたにとって特別な1日となりますように。

 

(^_-)-☆てつ

 

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245.指導理念 心技体の「技」

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

指導理念は「心技体」となっていますが、それぞれ3つのパートに分かれています。

「心」は

①ボトムアップ+トップダウン

②いいとこメガネ

③オリジナルアプローチ

です。

それがまた更に細かく設定されているのですが、過去のブログを参考にしてください。

 

「技」は

①上から目線

②4ステップ

③セルフラーニング

の3つに分類されています。

 

①「上から目線」とは、別の言い方をすると「バードアイ」ですが、要するに鳥になってピッチをながめてプレーしようということです。

②「4ステップ」とは、知覚→予測→判断→実行の精度を上げて戦術を身に付けようとするものです。

③「セルフラーニング」とは、自分たちで今ピッチ上で何が起きているのか、次どうするかを考えることです。

 

とかく技術というとパスやコントロール、そしてシュートの質が問われますが、目に見えない頭の中でのプロセスや戦術面も多く含まれています。

技術1つとってもオープンスキルやクローズドスキルがあり、戦術も個人戦術、グループ戦術、チーム戦術があります。

それぞれはリンクしていて分けて考えることは難しく、まして心技体の技の中に全てを含めるのは難しいと言えます。

 

明日からはそれぞれを細かく見ていきましょう。

 

今日1日があなたにとって大切な1日となりますように。

 

(^_-)-☆てつ

 

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244.オリジナルアプローチ(6年生)※チームは生き物

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

昨日は「チームは生き物」で終わってしまいましたね。

今日は続きのお話です。

以前もお伝えしたことはありますが、チームも人間も成長していきます。

 

105.チームは生き物

 

仲間同士が無関係な状態で、自分さえ良ければいいという第1段階から、自己主張をしてお互いにぶつかり合う第2段階。

その後みんなが、相互理解しながら同じベクトルで進む第3段階、更に仲間の意思統一が完璧になされ最高のパフォーマンスを発揮する第4段階へと進みます。

6年生になってくるとお互いがお互いを知り、共感し、1つのベクトルで進む力を発揮出来ます。

すると、子ども一人ひとりの中にもチーム全体にも生まれるものがあります。

それは、

「自信」

「自己肯定感」

です。

・自分はこのチームのメンバーから大切にされている。

・自分はここにいていい。

・雰囲気がいいし、安心できる。

これらは、自分の力を最大限に発揮する土台となります。

個人にもチームにも自信が芽生えると結果が出ます。(試合結果だけではありません)

結果が出るとまた自信がつき、更にまた結果に結び付く。

6年生の最後には、このいい循環のサイクルを作れるようになります。

 

今日1日があなたにとってハッピーな1日となりますように。

(^-^)/てつ

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243.オリジナルアプローチ(6年生)

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

昨日まで学年によってのアプローチを整理してきました。

ただ、これはあくまでも指標の一つです。

個人差も学年差もあり、性差も地域性もありますので「ヒント」として柔軟に目の前の子どもたちによって変化させながら関わってもらえると嬉しいです。

さて、5年生で仲間を傷つけてしまったり傷つけられてしまったりして、悲しみや痛みを自分自身で経験することの大切さをお伝えしました。

この1年間でどれだけ混とんとした経験を積むかどうかで6年生になった時のチームの結束が変わってきます。

もちろん、数年間の子どもの成長を見越した、あなたの適切な対応とコーチングが鍵となります。

サッカーのコーチはオンザピッチだけを指導すればよいのではなくて、オフザピッチのことや心理的なサポートも必要になってきます。

良いチームであればあるほど、コーチが子どもの心の成長にも気を配っているはずです。

そして、忘れてはならないのは、

 

「チームは生き物」

 

ということです。

チームは生き物ってどういう事?

おそらく想像はできると思いますが、それについてはまた明日♪

 

今日1日があなたにとって気持ちのいい1日となりますように。

 

(^_-)-☆てつ

 

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242.オリジナルアプローチ(5年生)

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

4年生のうちに獲得するべき人間力は、「努力」「我慢」「自律」でしたね。

5年生になると「思いやり」に注目して人間力とサッカーをつなげてアプローチしていきます。

サッカーはサッカーでうまくなるが、それだけではうまくならない。

当然です。人間ですから。

人間には心があり、技があり、体があり、それらをバランスよく向上させていくのです。

コーチは、子どもの心がどのようにステップアップしていくのか理解しておくことが必要なのです。

5年生は「思いやり」です。

思いやりを育むことで人との協調性や共感する心が芽生えます。

そして6年生になった時に花開き、素晴らしいチームへと成長します。

その時のために5年生の間は

 

ある意味辛い経験を重ねる

 

必要があります。

なぜなら、人の辛さを知るためには自分が辛い体験をする必要があるからです。

 

同時に悲しみを理解するには自分が悲しい体験をする必要があるのです。

 

このように自分の体験からさまざまな気付きや学びを得るのが5年生の1年間なのです。

 

親としては、なんで辛い経験や悲しい経験をしなければいけないのか!?

と思うかもしれません。

これらの経験が浅ければ浅いほど、人に共感する「共感脳」は育ちません。

一人ひとり、あるいはチームメイトの共感脳が育っていないと1つの方向に向かうことができないのです。

深く濃い(辛い)時期を乗り越えた5年生は6年生になると、5年生の頃は何だったんだ!?と思うくらいとんでもなくチームワークのいい「強いチーム」になります。

 

今日1日があなたにとって気付きのある1日になりますように。

 

(^_-)-☆てつ

 

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241.オリジナルアプローチ(4年生)

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

サッカーの指導をするには、人間の成長段階や一人ひとりのキャラクターを理解する必要があります。

3年生で自立する心を育むと、4年生では「努力」や「がまん」がテーマとなってきます。

この学年ではサッカーを通して「自律性」を高めていきます。

自分で自分をコントロールする力です。

サッカーはチームスポーツですので、自分のただやりたいことをやりたいようにプレーしていては成り立ちません。

もちろん、仲間との意見の対立もあるでしょうし、いざこざやケンカもあります。

それらの他者との経験を通して自分の気持ちをコントロールすることや、譲り合いの心、自分を律することを学んでいきます。

目の前にある現象にイライラしてしまい、わがままを言ったりかんしゃくを起こしてしまうこともあるでしょう。

それも成長の一つの段階であると分かれば、あなたが感情的になることなく冷静に対応できます。

カウンセリングマインドを使って、まずは心に寄り添って一緒に解決できるヒントや言葉かけをしてきます。

物事には必ず原因と結果がありますから、どうしてこうなったのかね?どうしたらいいかな?と一緒に考えるのも効果的です。

コーチは子どもの心理的なサポートを含めて成長段階を踏まえて接していくことが重要です。

そして、最終的には子どもが自分で自分の壁を乗り越えられるようにしていきます。

 

今日1日があなたにとって素敵な1日となりますように。

 

(^_-)-☆てつ

 

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★