143.それが好奇心からの「質問」なのか?それとも不安からの「質問」なのか?問題

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

宿泊型の合宿に行くと普段の練習だけでは分からない、子どもの性格や行動に気付くことが出来ます。

その1つが質問の多さです。

もちろん、分からない事は聞く!これは基本です。

しかし、それ、聞く?

ということでも聞いてきます。

質問だけではありません。

移動のバスの中で、上着をたくさん着た状態で、、、

「コーチ!暑いんですけど!」

って、それだけ着てれば暑いよね(汗)

 

部屋では、

「コーチ、ソックスがありません」

「コーチ、テレビ見ても良いですか?」

「コーチ、お菓子の交換をしても良いですか?」

 

最近練習では、

「トイレに行ってもいいですか?」

「水を飲んでもいいですか?」

は聞かれなくなりました。

 

果たして家ではどのように生活しているのか?親御さんはどのように対応しているのか?

子どもの立場からすると、勝手に何かをやって怒られるくらいなら聞いて確認しておこう!

という事なのでしょうか。

確認を取っておけば安心しますしね。

もし、家で自分で考えれば分かる事を聞いてきたらすぐに答えを出さず、

・一緒に考えてみる。

・逆質問してみる。

・知らないふりをする。

などの対応はどうでしょうか?

子どもが自分で考えて行動できるためにも。

ちなみに、家で娘の質問を改めて聞いてみると、しょーもない質問が多かったです(笑)

 

今日1日があなたにとって気付きのある1日となりますように。

 

(^-^)/てつ

 

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

※英語バージョンはこちら

English version kidsfootball coaching

 

139.もっと厳しく指導してください問題

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は「厳しい指導」についてです。

 

「コーチ!もっと厳しくビシバシとやってください!」という親御さんはいませんか?

さて、この「厳しく」とは何なのでしょうか?

 

・コーチが子どもに大きな声でやらせる?

・指示命令を出す?

・勝負の厳しさを教える?

・勝ち負けにこだわる?

 

コーチが子どもに「ああしろ!こうしろ!」と伝え、

子どもがそれに従ってプレーするのであれば、

それは「厳しい指導」ではなく、むしろ逆です。

子どもは言われたことをやればいいからです。

自分で考えて行動するほうがよっぽど大変だし、厳しいです。

ただし、なにも考えられない子どもにただ漠然と考えろと言ったところで

答えは出てこないので、「教える」ことも大切です。

 

要するに、そのバランスと伝え方の手法が肝心なのです。

 

キッズ、低学年の段階ではコーチがメンバーを固めて、

指示命令を出してそれに従わせれば、ある程度の結果は期待できます。

 

今、目の前しか見ることしかできない親御さんは、

 

今、目の前の試合に勝ったか負けたで一喜一憂します。

 

将来を見据えた上で、「今」を見ている親御さんは、、、

 

つづく。。。

 

今日1日があなたにとって自分を振り返る1日となりますように。

 

(^_-)-☆てつ

 

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

※英語バージョンはこちら

English version kidsfootball coaching

 

 

137.2年生の指導の心得

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は2年生の指導についてです。

幼稚園や保育園から小学校に入学し、新しい環境で様々な新しい経験をしてきた1年生。

1年生は好奇心にあふれています。その気持ちを満足させるためにどんどん行動させてきたでしょうか。

2年生になってくると、その行動から小さな成功や達成感を味わうことが大切です。

「楽しい!」から「できた!」

の経験をするとさらに積極的になり、やる気に満ちた子どもになります!
ところがここで注意しなければならないことがあります。

子どもがせっかくやる気に満ちてチャレンジしようとしているのに、

「ダメ!」

「何やってるの!」

という言葉をあなたから聞くとどうなるでしょうか。

もちろん、やる気は半減。。。どころか無くなってしまいますよね。

基本的にはやらせてみて、実体験させることが大切です。

なぜならその実体験の中に、

たくさんの生きた

「学び」や「気づき」

があるからです。

命に関わる時、どうしてもダメな時はしっかりと理由を伝えましょう♪

サッカーも同じこと。

やりたいプレー、やってみたいプレーを否定されると

その後チャレンジしない選手になります。

~サッカーの指導において

大切なこととは?~

発育発達理論、心理学、教育学、コーチング論をベースに
学年や年齢によって異なる大切なポイントを押さえる。
その上で、一人ひとりの個性に合わせた指導をする。

今日1日があなたにとって最高の1日となりますように。

(^_-)-☆てつ

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

※英語バージョンはこちら

English version kidsfootball coaching

136.将来成功する選手ほどたくさん失敗してる!?トライ&エラーの大切さ

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日はトライ&エラーの話です。

とあるサッカーコーチ(JFAの偉い方)の一言が今でも忘れられません。

「あの選手はミスばっかりしてるな~!」

「でもそれがいい!」

その選手は当時高校生でしたが、現在はJリーガーとして活躍しています。

普通に考えると、

「ミスばかりする選手」が

「いい選手」

な訳ないですよね。

でも、ミスをするということは、

それだけトライしている

それだけチャレンジしている

という事でもあります。

私たちプロサッカーコーチは、子どものミスを常に分析しています。

サッカーの行動プロセスは、

「知覚」

 ↓

「判断」

 ↓

「実行」

の順番ですがそのプロセスのどこでミスをしたのかを見極めています。

誰でもできるのが、「実行」を指摘すること。

つまり、ミスしたプレーに対してアプローチをすること。

「何でシュート外すんだよ!」

「どこ見てシュート打ってんだよ!」

「誰にパスしてんだよ!」

でも、実際のミスは「知覚」と「判断」が

80パーセントです。

しかも、「知覚」と「判断」は目に見えない。。。

では子どものプレーの何をどう見て、どのように改善させるか?

それはまた後日。。。

ちなみにあなたは子どもがプレーでミスした時に、どんな声掛けをしていますか?

私は、子どものタイプや性格によって言葉を変えています。

あえて言葉をかけない場合もたくさんあります。

それには理由があります。

それもまた後日。。。

お楽しみに♪

今日1日があなたにとって学びの多い1日となりますように。

(^_-)-☆てつ

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

※英語バージョンはこちら

English version kidsfootball coaching

133.合同練習のたった数十分で驚くべき変化を見せた子どもたち

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、合同練習の効果についてです。

 

昨日、しらゆりの1年生と石川SC(神奈川県藤沢市)の1・2年生が合同練習を行いました。

 

まずは鬼ごっこ。

司会者役の子どもがみんなにどの鬼ごっこをするか聞きます。

最初は「ドロケイ」次に「氷オニ」でしたが、子どもたちのテンションはすでにMAX!

その後は、4ゴールの1対1、2対1、2対2と進みます。

しらゆりの選手と石川SCの選手が対戦したり、仲間になったりして楽しみます。

試合も、4ゴールで小さなピッチと大きめのピッチを経験しました。

 

最初は見事な団子サッカー!

試合中でしたが一度止めて、みんなに質問します。

「みんなは今このゴールに向かって攻めているよね」

「相手も全員近くにいるね」

「でも、攻めるゴールはいくつある?」

それだけ聞けば、団子状態から離れてパスを受けようとする選手が現れます!

特に上級生や女の子の存在は大きいです。

それで次の試合は、各チームに分かれて子どもたちだけで作戦会議の時間を取ります。

すると、1試合目よりも団子が大きくなった感じになる。

さらに、2試合目以降は反対側で待つ子やボールから走って離れてパスを受けようとする子が現れて、よりサッカーらしくなる。

最後の試合は、コートをいっぱいに使って攻撃しようとしている。。。

この間たった30分から40分。

驚くべき変化を見せた子どもたち。

でも、私がやったことは何か?

1回質問しただけ。そして、自分たちで作戦を考えさせただけ。

それだけでサッカーの戦術的理解度が高まり、目に見えて確実に上達している。

パスを出す。パスを受ける。

だけでなく、ドリブルしてターンしている選手もいる。

しかも、ピッチには子どもたちの声が響き渡る。

「ヘイ!こっちに出せ!」

「後ろにパスしろ!」

「おい!みんなマークしろ!」

コーチが「声を出せ!」なんて一言も言ってません。

やらされている感は全くないし、全員が常に関わっている。

 

劇的な変化を見せた子どもたち。

 

でも実は、こうなるためには秘密のアプローチが随所に散りばめられているんです。

 

それは、合同練習した時にでも。。。

 

今日1日があなたにとって笑顔の1日になりますように。

 

(^_-)-☆てつ

 

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

※英語バージョンはこちら

English version kidsfootball coaching

 

 

 

 

 

 

 

115.練習に集中できない子がいます。どのように対応したらよいでしょうか。

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は練習に集中出来なかったり、ふざけてしまったりする子にどのように対応するかの話です。

子どもたちは、様々なモチベーションやバックグラウンド、その日の気分を持ちながら練習にやって来ます。

まず最初に心構えとして、

あなたの思い通りにいかない子どもは必ずいる!

ということは大前提として持たなければなりません。

一人ひとりに寄り添った対応が求められるのですが、チームも動かしていかなければなりません。

そこで、

「ルール」や「約束」を子どもたちと決めておくことが大切です。

ピッチは「みんながサッカーを頑張る場所」

ケンカもOK!ふざけるのもOK!その代わりピッチの外でやってね♪

また再びサッカーをやる “心と体の準備” が出来たら声を掛けて!!!

これで、境界線を引くことが出来ます。

やる人 → ピッチの中

やらない人 → ピッチの外

そして、ルールを破ってしまったらこんなアプローチをします。

「このピッチはどんな場所だっけ?」

「君は今、サッカーをやる準備できてる?」

「やるかやらないかは自分で決めることができるよ」

と、このように「あ~しろ!」「こ~しろ!」と命令しなくても

やるかやらないかを自分で決めさせるのです。

それでもふざけてしまうこともあります。。。子どもですから。。。

決して怒ることなく、背中をタッチングしたり抱きしめたりしながら上記の質問をします。

わざとみんなに分かるように、

「注意する」⇒「イエローカードを出す」⇒「レッドカードを出す」

という方法もあります。※カードを持っていなくても出す真似だけで大丈夫です。

レッドカードの場合は、ケースバイケースでその日の練習すべてでもいいですし、10分間など時間をくぎってもいいです。

もし、復活できたら最後のミーティングでその子をほめてあげるというフォローも大切です。

 

今日1日があなたにとって素敵な1日となりますように。

(^_-)て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

※英語バージョンはこちら

English version kidsfootball coaching

 

108. サッカーの戦術・技術・主体性を向上させる合同練習のお誘い

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、子どもの戦術・技術が向上し、しかも主体性を育む方法を共有しませんか?という話です。

最近、低学年は練習試合をする時に、ただ試合をするのではなく、合同で練習をしています。

決してあーやれ!こーやれ!と指示命令されて練習が進むのではなく、子どもたちに質問しながら進めていきます。

そうすることで、

自分たちで気付き、自分たちで学びを得て欲しいからです。

しかも「戦術理解度」も「実践で使える技術」も両方向上します。

ブログの文章ではなかなか伝えきれないので、実際の指導現場で直接お伝えできればと考えています。

練習を自分たちのチームだけでやるよりも、たまには他のチームと一緒にやることによって、コーチたちも色々なことに気づく事でしょう。

根底には、自分たちだけで上達しよう!なんて所詮無理なことだし、みんなが力を合わせることでいいチームが増える!子どももコーチも親も成長する!と考えがあります。

この試みはすでにスタートしています。

お陰さまで、「とても勉強になった!」「自分のチームでも取り入れたい!」という声を多数頂いております。

こんなに嬉しいことはありません。

皆様に、そして読んでくださっているあなたに感謝しております♪

1年生~3年生のカテゴリーで意見交換しながらお互いに成長したい!と思っています。

ご連絡お待ちしております😃

今日1日があなたにとって何かにチャレンジ出来る1日となりますように。

(^-^)/てつ

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

106.キッズのサッカーに戦術は必要か?必要じゃないか問題

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、キッズのサッカーに戦術が必要か?必要じゃないか?の話です。

 

その前に「戦術」と聞くとあなたはどのようなイメージを持ち、どのように答えますか。

もしかしたら、システム?どう攻めて、どう守るか?どのように戦うか?

このような感じでしょうか。

いつも倉本和昌氏のサッカーセミナーに参加していますが、とても勉強になります。

まず、サッカーの行動プロセスは、

①知覚

②判断

③実行

となる訳ですが、簡単に言うと、

①状況をみて(知覚)

②何をしようかな?&どうやろうかな?(判断)

③プレー(実行)

という流れになっています。

ここで①から②への流れに注目してください!

 

「みて、何をしようかな~?と考える」

 

これって立派な戦術ではありませんか?

戦術をあんまり固く考えず、柔らかく考えてみる。

 

特筆すべきは、①&②と③の間には大きな境界線が存在することです。

③の実行は目に見えるが、①&②の知覚と判断は目に見えないということです。

しかも、プレーのミスの80%は①と②で起こっていると言われています。

ということは、知覚と判断を向上させればどんどん上達することになりますね!

 

~今日のまとめ~

 

  • 戦術とは「みて、何しようかな?と考えること」

 

  • 目に見えない知覚と判断のミスが80%

 

  • キッズ年代から知覚と判断のトレーニングをやろう!

 

今日1日があなたにとってハッピーな1日になりますように。

 

(^_-)-☆てつ

 

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

 

 

 

 

101.ケンカ

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日はケンカについての話です。

先日の練習中、3年生が激しいケンカをしました。

殴り合い、つかみ合い、そしてひっかき傷も少しだけ作ってしまいました。

きっかけは手つなぎ鬼ごっこ。鬼にタッチされたら手をつなぐという鬼ごっこです。

鬼のA君は、B君にタッチしました。

ところが、B君は手をつながず、パンチ!!!

もちろん、A君は怒る!B君も怒る!ケンカが始まる。。。

しらゆりでは、ケンカしてもいいよ~!とケンカを容認しています。

ただし、境界線は引きます。

ここはサッカーをやる場所。うまくなりたい人がサッカーを楽しむ場所。

だからケンカはピッチの外でやりましょう!というルールがあります。

なぜ、ケンカを容認しているのでしょうか。

それは、ケンカから学べることがとても多いからです。

  • 自分の意見をしっかりと主張する。
  • 自分と違う意見があることを知る。
  • 心をコントロールする。
  • 受け入れる素直さを育む。
  • お互いの意見のギャップをどう埋めるのか考える。
  • 認める。謝る。

など、自己主張や他者理解、コミュニケーション能力の向上が期待できます。

ケンカをすることで、こんなにいいことがあるのです。

この日はとてもヒートアップしすぎてしまったので、コーチが仲裁に入りました。

しばらく時間を置き、落ち着いたところでお互いの話を聞く。

B君がタッチされたのに、手を繋がなかった理由もちゃんとあるのです。

それは、ボールが転がっていたので危ないからしまっていた時にタッチされたと。

このように、子どもだけで解決できない場合には、コーチが橋渡しをする場合もあります。

気持ちは分かったよ!といったん心に寄り添い、パンチするのはどうだったかな?

と聞くと答えは「ダメ」

そうだよね~。

すると、B君はA君に「ごめんね」A君も「いいよ」

二人ともさっきまでの取っ組み合いがウソのように、握手してハグして練習に戻っていきました。

もちろん、二人の保護者にはちゃんと説明をし、フォローしています。

今日1日があなたにとって幸せな1日となりますように。

(^_-)-☆て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

100.㊙公開!100回記念。戦術理解と技術を主体的に向上させる方法

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。
世界に通用するサッカーコーチを育成している倉本和昌氏は言います。

「4ゴールは、キッズ年代の団子サッカーの解決策になりますよ!」と。

通常は、ゴールが2つあって、1つ(自分のゴール)を守り、1つ(相手のゴール)を攻めます。

4ゴールゲームとは、ゴールが4つあること。2つ(自分のゴール)を守り、2つ(相手のゴール)を攻めます。

ミニゴールを使ってもいいし、コーンゴールでドリブル通過にしてもいいです。

キッズ年代では、ゴールにシュートする方が分かりやすいし、モチベーションも上がりやすいかもしれません。

目的によって、人数は1人対1人でもいいし、2人対1人、2人対2人、それ以上でもいいです。

5人以上になると関われない子どもが出てきたり、情報が多すぎたりするので出来ればそれ以下の人数が良いでしょう。

1対1ならドリブルでの駆け引きやフェイントを練習できます。

右のゴールに行くと見せかけて左に行くなどです。

おすすめは、2対1以上の複数対決です。ドリブルもパスも選択肢に含まれるからです。

利点としては、

  • 常に選択肢を持ちながらプレーできる。
  • 顔を上げながらプレーできる。
  • 判断を変えながらプレーできる。
  • DFはチャレンジ&カバーを練習できる。
  • パスの意識が生まれる。
  • パスを受ける動きが自然に生まれる。
  • 声を出さずにはいられない。

などが挙げられます。

実践に近い形で基礎技術練習ができるし、

基礎となる戦術も学ぶことができる。

4ゴールゲームは、年長くらいならルールを理解できます。

相手を見ながらドリブルし、あっちに行ったりこっちに行ったりして相手の逆を取る楽しさを知ることができます。

もちろん、その為にはボールを自由に運べないといけません。

だから必死に自分からやろうとします。

複数でやれば、パスの意識も出て、楽しく自然に団子サッカーから脱却することができます。

おすすめです!

今日1日があなたにとって楽しいハッピーな1日となりますように!

(^^)/て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★