90.オランダで学んだ、多様性を受け入れる心

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、「多様性を受け入れる心」についてです。

しらゆりの5年生は、オランダ・ドイツで何を学んだのか?

その1つに、

日本とは違う文化やメンタリティーを肌で感じる。

そして、それを受け入れる。

ことが挙げられます。

しらゆり招待inオランダ サカイク記事より

世の中には、本当に色々な人がいます。

国籍の違い、体の大きさ、性別、気質、考え方、LGBT、障がい(個性)を持っている、生活環境、、、

一人として同じ人間はいません。

サッカーチームの子どもたちも同様です。

足が速い子、キックが上手な子、コミュニケーション力が高い子、自己主張出来る子、優しい子、、、

身体的な特徴だけでなく、性格も違う、得意なプレーも違う、プレーの特徴も全然違う。

彼らが社会に出た時、会社や組織の中でもっと色々な考え方の人たちに出会います。

そんな人たちと一緒に仕事をしていくこともあるでしょう。

ましてやグローバル化が加速度的に進む。

国境を越えてさまざまな国の人たちと一緒に仕事をする。

そんな将来を見据えて、人間関係をサッカーチームで学べるとしたら素敵だと思いませんか?

しらゆりでは、仲間はもちろん、相手チームをリスペクトする事や、審判をリスペクトする事を大切に考えています。

仲間に対して悪口を言ってしまうこともあるかもしれません。ケンカだってしょっちゅうです。

作戦会議も自分たちでやります。もちろん、コーチが話を進めることもありますが、基本的には自分たちで(勝手に)はじめています。(笑)

その中で、どんな作戦で行くか、誰が試合に出るかで言い争いになります。
それがいいんです。

自分と違う意見があることを知り、自分の意見とどのようにすり合わせるかを考える。

自己主張する。他者を認める。違うことを受け入れる。

日本では、なんとなくみんな一緒。周りに合わせる。出る杭は打たれる。

海外では、個性が大切にされる。

島国の日本の中ですら、あいつは嫌い、あいつとは合わない、と言っているが、

世界に出たらもっとすごい人たちがゴロゴロ身近にいる。

日本の常識は全く通用しない。

『違うことを受け入れる』

それは、グローバルな人材になる第一歩かもしれませんね。

オランダ・ドイツに行ったしらゆりの子どもたちは、日本では味わうことのできない刺激を肌でビンビン感じたはずです。

おかげ様でしらゆりでサッカーをやる子どもはどんどん増えています。

もちろん、類は友を呼ぶ法則にしたがって、指導理念に賛同してくれる人たちが集まってくれています。

でもすべてが一緒ではない。考え方や好みが違う人間が集まっているからこそ、許容範囲が広がるのです。
サッカーを通して、自己主張、他者理解、多様性を受け入れる。

そんなことを実は、

子どもだけでなく、コーチも保護者も一緒に学んでいます。

~今日のまとめ~

  • 人はみな違う。
  • 将来を見据えて人間関係を「今」学んでいる。
  • 言い争いやケンカを通して、自己主張、他者理解を学ぶ。
  • 多様性を受け入れる心を育む。
  • 子どももコーチも保護者も一緒に学び成長している。

今日1日があなたにとって、許容範囲の広がる1日となりますように。

(^_-)てつ

★いせはらに国産木材でスタジアムを作る★

89. 4歳児の指導のちょっとしたコツ

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、4才児の指導のちょっとしたコツについての話です。

日本キッズコーチング協会

では認知発達心理学から見る心の成長の7ステップコーチングを提唱しています。

先日、3才は自立心が育つ年齢とお伝えしました。※80回ブログ参照

3才で様々なことに集中力を発揮してきた子どもたちが次に登るステップは、我慢や努力です。

4才は「我慢する心」「努力する力」が育つ時期です。

遊びの中でおもちゃやブロックの取り合いになり、我慢する。

ブランコの順番を待つときに我慢する。

3才では出来なかったことが、4才になると少しずつ出来るようになります。

兄弟がいる場合には、常に様々な我慢のシチュエーションがありますよね。

(もちろん4才だけではないですけど)

 

しらゆりでサッカーをしている年中さんのクラスは、最近色々な場面で成長を感じます。

練習前に出欠を取るとき、ふざけていた子、喋っていた子たちが、

 

「今、自分はどうするべきか」

 

を考えて、静かに前を向いている!

シュート練習などの順番待ちも年少の時は、

「オレが!オレが!」と自己中心的だったのに、

年中になった今ではしっかりと並んでいる!

これも我慢する心が育ってきた証拠ですね。

 

4才で育む大切な生きる力とは?

 

自分の思い通りにならないことが、世の中には沢山ある。

それでも自分の心をコントロールする。

自分のことは自分でする習慣を徹底する。

それは、自律性の高い子どもに育つことを意味します。

サッカーの練習でも、普段の生活でも我慢している時、頑張っているな!という時があったら、それを認めてあげてください。

できれば「えらいね!」

ではなく、

「ちゃんと待てるようになったんだね~」

とか、

「そんな◯◯君が好きだよ!」

などの『承認』や『I メッセージ』を使いましょう!

 

さて、そこで

 

今日のワンポイントアドバイス!

 

我慢するって大変だし、ストレスがかかりますよね。

いつも「ダメ!」とか「我慢しなさい!」と言われていると、嫌になってしまいます。

自己肯定感も上がりません。

そこで、まず「いいよー!」と最初に受け入れちゃうんです(笑)

その後にこちらの希望をリクエストする。

 

子どもが「ねえ、ママ!テレビ見たいんだけどー!」と言ってきたら、、、

「ダメよ!宿題やってから!」

ではなく、

「いいよー!宿題終わったらいくらでも~☺️」

なーんて言ってみてはどうてしょう?

最初に『否定』されるのと、『肯定』されるのとでは天と地の差です。

 

今日1日があなたにとって嬉しいこと、楽しいことがたくさんある1日となりますように!

 

(^-^)/てつ

 

★いせはらに国産木材でスタジアムを作る★

88.失敗を褒める!?

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、失敗を褒める!?ことについての話です。

失敗したのになんで褒めるの?と疑問に思いますよね。

 

野球をやっている人なら誰でも知っている、ボビー・バレンタイン監督の言葉を紹介します。

彼は、パリーグのお荷物とまで言われた、千葉ロッテマリーンズを監督就任わずか2年で31年ぶりの日本一に導きました。

 

彼は言います。

 

失敗には2通りある。

 

1つ目は、日ごろの怠惰から起きるもの。

 

2つ目は、全力でチャレンジしたけど起きてしまったもの。

 

前者は、許してはならない。

 

後者は、褒めるべき。

 

失敗を褒めるとはどのような意味か。。。

 

“全力で取り組むこと” その姿勢や気持ちや態度を褒めるのです。

 

彼は続けてこう言っています。

 

全力で取り組んだ後の失敗は、次に成功する可能性が高い。と。

 

 

ところで、子どもはなぜ失敗を恐れるのでしょうか?

 

特に親の前で。。。

 

それは、あなたから期待されているのを知っているから。

 

そして、

 

あなたの期待に応えたいから。

 

あなたをがっかりさせたくないから。

 

あなたを愛しているから。

 

でも、もし、失敗が許されて、

 

失敗を褒められたら。。。

 

 

 

今日1日があなたにとってハッピーな1日になりますように。

(^_-)-☆てつ

★いせはらに国産木材でスタジアムを作る★

 

 

87.「教える」ことと「学ぶ」ことの関係【子ども編】

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は昨日に引き続き、「教える」ことと「学ぶ」ことの関係を探ります。

今回は、子どもからの視点を持って、「教える」と「学ぶ」を考えてみましょう。

 

「教える」と「学ぶ」の関係は、

コーチ(先生)が教える。

子どもが学ぶ。

つまり、子どもはコーチ(先生)の言う事を聞くスタイルを思い浮かべますよね。

それは、学校の教室でもサッカーの練習でも同じです。

学校では、先生が授業内容を黒板に書く。

子どもはそれをノートに書く。

暗記する。

という流れです。

サッカーの練習も同じです。

コーチが子どもに様々なことを伝える。

子どもはそれを聞き、動く。

それらは、学年や年齢によっては必要です。

特にまだ自立していない子どもや依存段階にある子どもには必要不可欠です。

 

しかしながら、気を付けなければならないのはそれらの授業や練習は、

 

子どもの側からの視点に立つと、

 

受け身になりやすい

 

ということです。

要するに同じ「伝える」でも、

 

一方通行なのか両方向なのか

 

がポイントです。

ソクラテスと同じように「質問」をしながら「一緒に考える」というスタンスが私は好きです。

しかも、

 

個人からグループへ、

 

グループからチームへ、

 

チームからまた個人へ

 

という流れが学びを深めるはずです。

 

疑問・問題点・課題点を抽出し、皆で知恵を出し合いながら学ぶことが重要です。

 

それは、

 

受け身的ではなく、能動的です。

 

 

本当の気づきや学びはそこにあるのではないでしょうか。

しかも、“やらされている感” がないからモチベーションが上がる。

よりアクティブに、より主体的になる。

子ども同士、あるいは子どもも大人も

 

共に学ぶ姿勢が大切です。

 

それは、

 

お互いの成長を約束します。

 

教えることと学ぶことの関係は、双方向である。ということ。

そして、「教える」ことと「学ぶ」ことが一体となり本当の意味で、

 

「知る」ことができるのです。

 

今日1日があなたにとってハッピーな1日となりますように。

 

(^_-)-☆てつ

 

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

 

 

 

86.「教える」ことと「学ぶ」ことの関係(コーチ編)

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、「教える」ことと「学ぶ」ことの関係性を一緒に探っていきましょう。

今回は、教える側、つまりコーチや先生にフォーカスしていきます。

 

日本において「教える」とは、コーチ(先生)が知識を子どもに伝えることと定義できるのではないでしょうか。

子どもは知識を暗記する。そしてテストではどれだけ暗記できているかがチェックされる。

サッカーでは、コーチが子どもにひたすら技術やら戦術やらを教えている。

その方法は、「一方通行」「一斉授業」「一斉教育」と表現されます。

 

コーチ(先生) ⇒ 子ども

 

という矢印です。

 

そしてそれは、何も学校教育に限った話ではありません。

会社の研修や社会一般でも同様であると言うことができます。

コーチや先生が子どもに一生懸命何かを伝えようとしている姿。

これって見栄えがいいですよね。。。

何もそれが悪い訳ではありません。

むしろ必要な時だってあります。

基礎基本は教えなければいけませんからね。

 

でも、教えるスタンスがずっと一方通行だと、

誰のためなの?となってしまいます。

 

ところで、私が尊敬する人物の一人にソクラテスさんという人がいます。

そう、あの古代ギリシアの哲学者です。

彼は、“問答法” や “助産術” といった対話者との

 

「共同の探求」

 

という形を取っていました。

つまり、それは、

 

相手に質問することで自ら考えさせ、

 

共に答えを探そう!

 

というスタイルなんです。

そして、最も興味深いのが以下の点です。

 

  • 教える側も間違いを犯すことがある。

  • 間違えることもプロセスの一環である。

 

どうですか?

これは一方通行ではなく、矢印が双方向に向いています。

 

コーチ(先生) ⇔ 子ども

 

教える側 ⇔ 学ぶ側

 

つまり、コーチは子どもより偉くもなんともない。。。

共に学ぶ仲間と言うこともできますね。

このような考え方が私は好きだし、

できればこうありたいといつも思っています。

コーチとしても

親としても。。。

 

これから学校の指導要領も幼稚園教育要領も保育所保育指針も

どんどん変わっていきます。

テストやIQなどで測れる認知能力も大切です。

しかし、数値では測れない頑張る力、コミュニケーション力、感情などをコントロールする力、自ら考え行動する力などの、

 

「非認知能力」

 

がこれからの時代は、より重要になってきます。

 

そうです。もうお気づきですね。

 

サッカーやスポーツでその「非認知能力」を育むことができるのです。

 

私たちしらゆりコーチ陣は、サッカーを通して子どもたちと一緒に学んでいます。

失敗したり、間違えたりしながら。。。

 

~今日のまとめ~

 

  • 教えることと学ぶことは一方通行ではない。

 

  • 教える側と学ぶ側の矢印は双方向。

 

  • 教える側も間違えることがある。それもプロセスの一環。

 

  • サッカーで非認知能力を育むことができる。

 

 

今日1日があなたにとって何かを学べる素晴らしい1日となりますように。

 

(^_-)-☆て

 

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

 

 

85.理想的なキッズ指導の心構え【集中力】

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

先日は、3歳児の指導のコツについて書きましたが、今日は3歳から10歳くらいまでの指導全般についてです。

結論から言うと、子どもとは何ぞや!?という

「子ども理解」

がベースとなります。

それと、

サッカーはスポーツであり、

スポーツとは遊びであり、

遊びとは学びである。

という事です。

これらの認識を持ちながら指導するのと、自分の実体験だけで指導するのとでは、天と地の差です。

今回は、子どもを理解するためのファクターを1つだけ確認しましょう。

【集中力】

子どもの集中力は長く続かない。

しかし、本当に夢中になればずっと集中する。

当たり前のことですが、やらされていることに対しては集中力は続きません。

子どもは正直です。

まずはドリブル練習!はい、次はパス練習、、、

その時の子どもたちの表情はどうでしょうか?

コーチが全てを決めるより、自由な時間を作ったり、子どもたちと話をしながら進めたりするのも良いと思います。

具体的にはやはり、鬼ごっこやゲーム中心の練習メニューになるかと思います。

その中でもこれだけは獲得させたい!という「キーファクター」があるかと思いますので、それを1つ伝えるだけでも十分です。

朝から夕方までダラダラやるのではなく、短い時間に集中してやることが大切です。

時には1日がかりの大会などもあるかと思います。

試合と試合の合間に何をするのか。

次の試合の為の準備?

もちろん、それも大切ですがその日の天候や子どもたちの体調・表情・モチベーションによって臨機応変に対応する余裕が必要です。

サッカーの練習だけでなく、遊びの中からでも様々な学びを得て成長するのが子どもです。

ちなみに、しらゆりの低学年は、虫取りや鬼ごっこ、ボールを使ったり使わなかったりして遊んでます。

たま~に、

「作戦会議やろうぜ~!」

という言葉を聞くと、お!やるね~!と嬉しくなります。

何れにしても、子どもが夢中になれるように心掛けたいものですね☺️

今日1日があなたにとって新しい発見のある1日となりますように。

(^-^)/て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

83.学ぶことをやめたら教えることをやめる

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、指導者の心得についてです。

 

「学ぶことをやめたら教えることをやめなければならない」

 

ロジェ・ルメールという元フランス代表監督の言葉です。

サッカーの指導者なら1度は聞いたことのある言葉ではないでしょうか。

私たちは子どもたちによい指導を提供するため、常に色々な勉強をしています。

本を読んだり、映像を見たり、セミナーに参加したり、

練習試合で先輩指導者に相談したり等々です。

サッカーの知識を増やすだけでなく、自分を高める工夫や努力もしています。

 

世界のサッカーの戦術はどんどん変化し、常に進化しています。

と同時に指導方法や考え方もすごいスピードで変化しています。

 

学校の教育だって同じです。

先生が黒板に書いたことを丸暗記してテストで評価される。

でも、もう AI、IoT、ICT、VRの時代です。

言われたことをやる時代は終わり、自分で考えて行動する力が必要です。

自分で課題や興味を見つけ、他者と関わりながら主体的に学んでいくのです。

全員がいつも同じことを同じようにやる必要があるかどうか。。。

 

サッカーの指導方法に関してもここ数年で様変わりしています。

 

「自分の経験だけで子どもたちに指導している指導者」

 

もいるかもしれません。

でも、ボランティアでやっているコーチもいますし、ほんの少しのお給料でやっているコーチもいます。仕事が忙しいのに子どもたちのために頑張っているコーチもたくさん知っています。

 

そんな方々が何かのきっかけでこのブログを読んでくれたらいいな~と思います。

私たちは、専門的なサッカーの指導方法はもちろんのこと、発達心理学、行動科学、幼児・児童理解などを学んでいます。

しらゆりの選手たちは、

 

サッカーも上達し、人間力も向上しています。

 

でも、他のチームの子どもたちもそうなってほしい。

他のスポーツをしている子どもたちも、みんなそうなってほしい。

 

もちろん、私たちは完璧ではありません。

でも、子どもたちのために一緒に考えたいし、一緒に悩みたいのです。

だから、お互いに情報交換しませんか?

 

私たちが忘れてはならないのは、

 

「コーチ」も「親」も

「子ども」に成長させてもらっている

そして、

 

“コーチもたくさん失敗し、学ばせてもらっている”

 

という事実です。

自分が学んだことはこれからもこのブログで伝えていきます。

質問、感想お待ちしております!

 

今日1日があなたにとって学びの多い1日となりますように。

(^^)/て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

 

 

 

 

 

 

82.子どもがみるみる成長する、異年齢での関わり

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、異年齢での関わりの話です。

しらゆりでは、よく1年生と2年生、6年生と中学1年生などで一緒に練習をやります。

小学生が幼児の練習に混ざることもあります。

最初は幼児に対して遠慮することが出来ずガンガンドリブルして本気でシュートしていた小学生のS君。

コーチ:「もうちょっと小さい子どもたちのことを考えて~!」

S君:「えー分かんないよ~😵」

コーチ:「S君が小さい頃、パパとサッカーやって、全然ボールが取れない時あったよね。その時どんな気持ちだった?」

S君:「つまんなかった、、、」

コーチ:「今の幼稚園の子どもたち、どんな気持ちだろうね~」

S君:「。。。」

この後のS君は、皆さんのご想像の通り、とっても成長しました!

合宿は、4年生から6年生で行きました。各部屋に6年生がいるので下級生の面倒をみるわけです。

カレーキャンプは、2年生と3年生と中学1年生。

月1回は、川崎市で「そったくリーグ」があるので、5年生が3年生を電車・バスで連れていく。

サッカーも生活面も縦割りグループで関わりを持つことで、多くの学びがあります。

リーダーシップだけではグループがうまくいきません。

フォロワーシップも大切ですが、とにかく多くのリーダーシップの経験を積ませる。

みんながキャプテンやリーダーをやりたがる場合もあります。

船頭多くして船山に上る

こともあるわけですが、社会に出たときに

リーダーシップ(フォロワーシップ)を経験しているかどうか?

これは大変重要な問題です。

※しらゆりの子どもたちは心配いりませんよ~。

ところで、勉強でもスポーツでも身になる一番の方法は、

「人に教えること」

と言われています。

上級生が下級生に2人組でドリブルやキックを教える時もありますが、

これが面白い!子どもによってやり方が全然違う。。。

とにかく真似してみて!とデモンストレーションをする子。

手取り足取り細かく指示を出して教える子。

褒めて褒めて褒めまくって気持ち良くさせる子。

マーカーを使ってのドリブル練習なのに、

技術レベルを考えて、マーカーを使わずに始める子。

などなど、やり方は様々。

一度みんなを集めてそれぞれの指導法を共有して

また個人に落とし込んでいく。

すると、

指導のレベルが上がる!

(私たちコーチもとっても勉強になります)

~今日のまとめ~

  • 異年齢でリーダーシップの経験を!
  • 身に付く一番の方法は人に教えること。
  • みんなのアイデアを共有し、レベルアップを!

今日1日があなたにとって小さな発見を喜ぶ1日となりますように。

(^^)/て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

81.良いか悪いかは自分で決める

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、「良い悪いの判断は自分でできます!」という話です。

子どもがちょっとした悪さをしている時に、あなたはどのような声をかけますか?

「コラ~!やめなさい!」

ですかね?

あれをやってはダメ!これをやってはダメ!と大人からうるさく言われているシーンをよく見ます。

また、

「どうしてそんなことしてるの!?」

「何回言ったら分かるの!?」

もよく聞くフレーズです。(笑)

でも、実際、子どもたちは今自分がやっている事がよい事なのか、やってはいけない事なのか、大抵は分かっています。

自分で判断できるはずですよ。

だから、質問してみればいいんです。

「ねえ!今、君がやってることっていい事?悪いこと?」

とか、

「君がやっている事って、〇?✖?それとも△?」

などなど聞いてみると、ダメなことなら、

「え~、✖です。。。」

と答えるはずです。

そこで終わりにしてはいけません。

なぜ、✖なのかの理由を理解することが大切です。

だから、

「えっ!?✖なんだ!でも何で✖なの?理由は?」

と核心に迫ります。

そこまでいくと、やっていい事、悪い事の分別がつきます。

さらに、やってはいけない理由までちゃんと説明できます。

だから腑に落ちてるはずです。

理由は分からないけど、コーチが言ってたから「✖」ではいけません。

さらに、さらに、こう続けます。

「じゃあ、君にお願いがあるんだけど、、、」

「もし、お友だちがやってるのを見つけたら君がイエローカードを出してね!」

と。

もし、手っ取り早く伝えたいなら、

「これをやってはダメ!」ではなく、

「これをやったらこうなるよ!」と伝える。

あるいは、

「こんなふうになってほしいんだけどな~」

など、こうあってほしいという理想を伝えるのもいいと思います。

そして、普段からちょっとした子どもの言動を

認めて感謝を伝えること。

が大切です。

もちろん、YOUメッセージではなく、Iメッセージを使いたいですね。

※Iメッセージについては第74回を参考にしてください。

~今日のまとめ~

  • あれはダメ、これはダメと否定しない。
  • 善悪の判断は子どもに質問する。
  • ダメな理由を聞く。
  • 理想や感謝を伝える。
  • Iメッセージを使う。

今日1日が、楽しいことを更に楽しくできる1日となりますように!

(^_-)-☆て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

79.今さら聞けない「COACH」の語源

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日はコーチの語源についてです。そんなの知ってる~!という方が多いと思いますが、確認のため書いておきますね🎵

COACH(コーチ)と聞くと何を思い浮かべますか?

確かにあの高級ブランドもそうですね!馬車がモチーフです。

イギリスにいた時は、送迎バスをコーチと呼んでいたので最初は違和感を覚えました。

もうお分かりですね。コーチは、客を目的地まで運ぶことからきています。

コーチは、「教える」ではなく「導く」

先生 teacher 教える teaching

コーチ COACH 導く coaching

コーチの使命

クライアント(客や子ども)にああやれ!こうやれ!と指示命令を出したり、知識だけを教えるのではなく、自らが気付き学べるように導く。

ティーチングやトップダウンも時には必要かと思います。

依存状態にある子どもや、理解が難しい子どももいます。

年齢や個人の状態、組織と個の関係性を考えて「教える」ことも大切です。

でも、1から10まで全てを教えて動かしますか?

実はその方法がキッズ年代(育成年代)では、一番簡単な指導方法です。

しかも、結果もついてきます。

しかし、大切なのは、

「将来を見据えての今」

ではないでしょうか。

そう考えると、コーチも親も同じ考え方を共有することが、子どもの育成には必要不可欠であることが分かります。

また、コーチは常にあなたの子どもはもちろん、チーム全体の事を考えています。

チームは生き物

チームは、人間と同じように変化・成長します。

その成長段階についての話はまた後日。。。

~今日のまとめ~

  • コーチの意味と使命を忘れずに子どもと接する。
  • 一人ひとりを見て、teachingとcoachingのバランスを考えて使う。
  • 将来を見据えての「今」が大切。