210.仲間を思いやる心の大切さ

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

昨日は、6年生が小学校生活最後の公式戦でした。

1回戦は勝ち、2回戦はPKで負けてしまいました。

結果を言えばそれで終わりですが、そこまでのプロセスや負けが決まった瞬間のストーリーは素晴らしく、負けたのに幸せな気持ちにさえなりました。

涙が出るほど感動したし、嬉しかったです。

 

最後に戦ったその相手は、かなりの強豪で自分たちよりもはるかに格上でした。

半年前に戦った時には1点も取れないどころか、内容でも圧倒されて完敗していました。

その相手に1点を先制し、後半に失点したものの全く沈むことなく最後まで堂々と戦ったのです。

試合後、コーチ同士で話をしました。

 

「彼らは心も体も技術・戦術も、信じられないくらい成長した姿を見せてくれた」

 

私は、1年生から彼らを見てきました。

途中でメンバーが減ったり増えたりしましたが、今いる彼らは自慢できる最高のメンバーです。

オランダ・ドイツ遠征に行ったメンバーもいますし、思い入れがあります。

 

さて、PKでシュートが入らず負けが決まった瞬間、

彼らはどのような行動を取ったでしょうか。

 

みんなでそのキッカーの所に駆け寄って迎えに行き、

うなだれている身体に手を回し、

センターサークルまで戻ってきました。

 

公式戦でPKを外したことのある人なら分かると思いますが、PKを外した後センターサークルまで戻るのが辛いのです。戻れないのです。責任を感じているから。

でも、チームメイトはみんなで彼を迎えに行きました。

誰に何を言われるでもなく、自然とそうしていました。

 

試合は負けて悔しい気持ちはあるけど、

その内容や戦う姿勢、

成長の度合い、

一体感と連帯感、

仲間を思いやる心

 

などを見れたので、嬉しいしなんだか幸せな気持ちになりました。

彼らには感謝しかありません。

自分たちの力を引き出してくれた相手チームにも感謝です。

両チームが本当に精一杯戦いました。最高の試合でした。

全学年で応援に来て良かった!

6年生のその姿を1年生から中学生がしっかりと受け止めました。

このチームは、本当に素敵なチームです。

最高の仲間たちです。

一生続く、かけがえのない宝です。

今もまだ幸せな気持ちに包まれています。

ありがとう。

 

今日1日があなたにとって幸せを感じる1日となりますように。

 

(^_-)-☆てつ

 

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209.他者の意見を受け入れる(3才児)

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

この1年間の年少さんの成長はとても凄いと感じています。

低学年には低学年の、高学年には高学年の成長があり、

それらは私たちコーチにとって一番うれしいものです。

年齢が低くなれば低くなるほど、成長の個人差が表れるものですが、

一人ひとりを見ても成長度合いにはびっくりします。

 

あれだけ自分とボールの関係性が強く、自分のボールを他の人に蹴られるのを嫌がっていたのに、

今では2人で1つのボールを奪いあい、1対1の練習をしています。

サッカー以外でも、成長を感じることはよくあります。

例えば、コーチに促されなくても自分でトイレに行ったり、水を飲みに行ったりできる。

これもコーチに指示命令されて動くのではなく、自分で考えて行動することの一歩となります。

また、自分と他者の関係性も理解し、協力することも少しずつ理解できるようになってきました。

試合前にみんなで円陣を組んで「エイエイ・オー!」もやっています。

試合では、ボールを奪いに行ったり、ゴールを守ったりとその時々で考えながらプレーしています。

 

でも1番の成長は、他者の意見を受け入れることができるようになっていることです。

練習でマーカーを円形に置くことがあります。

今まではコーチが置いていました。

しかし、最近では子どもたちに任せています。

もちろん「あーでもない、こーでもない」と言い合いはあるものの、

自分の意見を主張するだけでなく、他者の意見を聞いたり受け入れたりできるようになっているのです。

 

「自分の意見が全てではないし、自分の意見がいつも通るとは限らない」

 

それをサッカーで学べるってすごいと思いませんか?

サッカーを通して得るもの、その経験の蓄積は将来必ず役に立ちます。

 

彼らの20年後、30年後を見据えて、今の指導をしています。

 

今日1日があなたにとって有意義な1日となりますように。

 

(^_-)-☆てつ

 

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208.沈黙には3つの意味がある

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

子どもと話をする時に、だまってしまうことってありますよね。

コーチや親がついつい言ってしまう言葉の一つに、

 

「何で黙ってるのー!!!」

 

「黙ってないで何か言いなさいよー!!!」

 

などがあります。

しかし、その沈黙には3つの意味があるって知ってますか?

 

1)考え中の沈黙

2)休止、停止中の沈黙

3)拒絶中の沈黙

 

1)考え中の沈黙

子どもが何かを思い出そうとしていたり、表現する言葉を探している時の沈黙です。

 

2)休止、停止中の沈黙

子どもが自分の感情と向き合っていたり、静めようとしている時です。また、思考を停止している時の沈黙でもあります。

 

3)拒絶中の沈黙

子どもがもうそれ以上話したくないという態度を示している時です。反抗して拒絶している時の沈黙です。

 

子どもが黙っている時に、

「何かを思い出そうとしているのかな?」

「自分の気持ちをコントロールしようとしているのかな?」

「反抗的になっちゃっているな」

などはたいてい見れば分かると思います。

あなたが感情的になってしまうとこれらが分かりませんし、冷静に対処することも難しいでしょう。

子どもが黙り込んでしまった時、この3つを思い出して時間をおいてみたり、別の日にしてみたりなど柔軟に対応したいですね。

 

でも、

実際は難しいですよね。。。

 

冷静に対処するためには、

自分に余裕がないといけません。

自分に余裕を持つためには、

自分自身が満たされていないといけません。

自分自身を満たすためには、

自分を認め、ほめて、ねぎらうことです。

 

あなたはいつも仕事や家庭や育児で頑張っている。

あなたはもっと良くなりたい、もっと成長したいと思っている。

だからあなたはこのブログを読んでいる。

あなたが一生懸命なのはちゃんと気付いていますよ!

お天道様はいつもあなたのことを見ています。

 

今日1日があなたにとって自分を労うことができる1日となりますように。

 

(^_-)-☆てつ

 

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207.新年の抱負は○○したい!から○○する!へ変換しよう。

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

高学年になるとサッカーノートを記入してコーチに提出しています。(強制ではありません)

 

ノートの文章の中で、

「〇〇したい」と書いてあったら、

「〇〇する!」とできたら訂正してもらいます。

 

なぜなら人間は思ったことは実現の方向に進むし、

それを言葉や文字にすると更に実現へと向かうからです。

 

野球のイチロー選手やサッカーの本田選手の作文が、〇〇したいですのようにあやふやに描いているのではなく、かなり具体的に数字も織り交ぜながら書いていることはあなたも知っていることと思います。

 

そういえば、昨年の1年間だけでも仕事面・プライベート共に決断したことや、やる!と決めたことは本当に実現したり、その方向に動き始めたりしています。

 

最近、色々な本を読んだり人から聞くことの1つに、

「とりあえず行動してみよう!」

というフレーズがあります。

 

悩んだり考え込んだりするんだったら、とりあえず行動してみよう!

そして失敗してその失敗を元に次を考えて行動しよう!

「決断」は大切です。

決断しなければ行動はないし、

行動がなければ、失敗も成功もない。

つまり、

決断しない⇒行動しない⇒現状維持すらない。

それは、時がどんどん流れているからです。

 

私は決断するのに時間がかかるタイプですが、

本当に決めたら後戻りせずに絶対やるタイプです。

 

「〇〇したいな~」ではなく、「〇〇する!」と決断することが大切です!

 

私はお腹が出てきたから、ちょっとやせたいな~!(笑)

 

今日1日があなたにとって決断できる1日となりますように。

 

(^_-)-☆てつ

 

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206. 「欠点を補い合う」というチームの作り方

サッカーチームを作る上でベースとなる考え方があります。

子どもたちに様々なアプローチで成長を促しますが、その1つはチーム内で競争を促すやり方。

他方では、チーム内で助け合うという考え方です。

その根底には、私も含め人間はみな欠点や足りない所がある。

チームで他のみんなの足りない所を補い合おうというものです。

一人ひとりがチームメイトの長所・短所を把握してサポートし合うのです。

その為には、思いやり・協力・感謝・リスペクトがやはり必要となります。

その意味では、私は最低のサッカー選手(特に高校時代)だったと言えます。

味方にも相手にも文句を言いまくってプレーしていたからです。

本気でプレーするとどうしてもこのように感情が爆発してしまう。

そんな事も時には必要なのですが、、、

私たちコーチは、子どもたちに様々なアプローチを考えます。

時に競い合い、時に高め合い、助け合い、協力し合う。

それが、サッカーも強くなるし人間的にも成長することに繋がります。

コーチはサッカーを通して子どもたちをどのように導くか。

私はサッカーによって育てられたようなものです。

恩返しをしなければ!!!

今日1日があなたにとって気付きをもらえる1日となりますように。

(^-^)/て

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205. 言われなくても自分からできる子ども

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

ミニゴールを運んでいるときに、

何も言わずにすぐに手伝う子どもがいます。

「コーチ!手伝います!」と言って手伝ってくれる子もいます。

バラバラに置いてある水筒や荷物を自分で気付き、整えてくれる子がいます。

次の練習の設定をするために、マーカーを置いたり集めたりできる子がいます。

その姿を見てすぐに手伝える子がいます。

それに対して、

全く気付かない子がいます。

気付いて手伝う子もいますが、気付いても手伝わない子もいます。

自分のやりたいことをやり続ける子がいます。

気付くような声かけをしますが、それでも聞こえないふりをして行動しない強者もいます(笑)

ところでプレーの一連の流れは、

認知→判断→実行

は、いつもお話している通りです。

認知の「見る」

判断の「考える」

は頭の中での作業です。

言われなくても自分からできる子は、

見て考えて行動する力があります。

周りを見て、今自分が何をするべきかを考えて行動できるのです。

そうです。サッカーのプレーと同じなのです。

話は最初に戻ります。

言われなくても手伝える子は、サッカーの上達スピードが速いです。

「見て、考えて、行動する」

そして、人のためにチームのために自ら動ける子は、間違いなく上手くなります。

普段の練習では、そんなアプローチも選手を上手くするためには大切なのです。

今日1日があなたにとって素敵な1日になりますように。

(^-^)/て

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204.子どもの成長に一番重要なのは、場所?物?それとも。。。

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

明けましておめでとうございます。

2019年最初のテーマは環境です!

サッカーを通して子どもが育つための環境を考えています。

環境には、大きく分けると3つあります。

自然環境、物的環境、人的環境です。

その中でも一番重要で最大の影響力がある環境は何といっても、

人的環境。つまりコーチです。

コーチが子どもに対して一方的、権力的に接すると、受動的で自ら動くことのない子どもが育ちます。

子どもはコーチの顔色をうかがい、コーチが何を考えているかを想像し、怒られないための術を実行する。

自分のやりたいことを自分の心から発し、内発的なモチベーションで動くのではなく、

コーチが言ったから、、、みたいな外発的なモチベーションで行動することになります。

サッカーでも家庭でもそのような習慣が身についてしまうと、子どもの将来は大変なことになります。

AIやIoT、グローバル化が進む社会ですから、言われたことだけをやっているような人間は生きていくことができません。

コーチは、子どものエネルギーの源を育てること。

様々な経験を元に人生観を広げ、将来に対する幅広い展望をもたらす役割があります。

子どもが自分で考えて行動できる雰囲気や環境の中において、コーチは言うまでもなく中心的な存在です。

ということはコーチ自身が常に自分を振り返り、自身の変革を課す事が必要不可欠となります。

それが、人的環境の改善につながるのです。

俺が勝たせてやった、俺が育てたなんてことではなく、

子どもたちの心情にまで入り込んだ理解や、感化を考えることに喜びを見出すこと。

それがコーチの原動力となるべきなのです。

今日1日があなたにとって最高の1日となりますように。

(^_-)-☆てつ

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203.パパはスケート教えられません(汗)

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

冬休みで帰省しているご家庭も多いのではないでしょうか?

ちなみに、今娘たちはアイススケートに興じています。

えっ!?私ですか?

スケートリンクの隣にストーブのある部屋があるので、そこでこの記事を書いてます。

寒すぎてスケートする気には全くなれません。。。

子どもたちは、何度も何度も転んでは立ち上がって頑張っています。

私はスケートを教えられないので、適当にYouTubeを見せて、「ほら、こうやってこい!」と送り出す。

ところが、気付くと、

いつの間にか、知らないプロ級のおじいさんに教わってる。。。

と思ったら今度はパトロールしているスタッフのお兄ちゃんに教わってる。。。

そして、どんどん上達している!

あれだけ下手だったのに、もう姉妹で手をつないで滑ってる!

それにしても、知らない人に自分から声をかけて教えてもらうという「知恵」は凄いな。

パパが放置してるからこそ、子どもはパパに頼らずどうしたらうまくなるか考える。

もし私がスケートをかじっている人なら、娘にあーだ!こーだ!と言ってたでしょう。

後でおじいさんにお礼を伝えると、、、

「実は私はスケートをちゃんと習ったことがないんですよ!ここで、上手な人をつかまえて教えてもらっているんです。」

えっ!?

それであれだけ上手なんですか???

「自分から教えを乞う姿勢」

の大切さを娘たちに教わった次第です。

それでは皆様、よいお年を!

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202.母の愛は諸刃の剣

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

昨日は母の愛情や家庭環境が安心・安全な場所であれば、子どもはどんどん外に冒険にでかける!そして成長して戻る!という話でした。

それだけ母の愛は重要ということですが、

 

逆に成長を阻害する場合もあります。

 

どういうことでしょうか。

 

それは親が子どもを自分の所有物と捉える危険性があるということです。

 

子どもに対する溺愛や盲目的な愛は子どもの自立を阻害し、将来の道を誤らせる可能性すらあります。

 

ということは、つまり、

 

母の愛は鈍化される必要がある

 

ということです。

 

子どもの成長に愛は必要だが、行き過ぎると害になるのです。

 

あなたの愛は、社会化され、客観化され、教育的に問い直すことが必要なのです。

母の愛や家族の関わりを含む家庭環境は、子どもの生活習慣、言語習慣、行儀作法、趣味、美意識、思考に至るまで多大な影響力があります。

しかも特筆すべきは、それが常日頃から繰り返される無意識的な影響力を持つということです。

 

普段あまり「子どもへの愛情」を省みることってないと思います。

 

・私の声掛けは行き過ぎてないかな?

・指示命令が多くないかな?

・コントロールしすぎてないかな?

・目の届く範囲の中だけにいさせてないかな?

・感情的に怒りすぎてないかな?

 

などなど、振り返ってみましょう♪

年末ですからね。。。

 

今日1日があなたにとって自分を振り返る1日となりますように。

 

(^_-)-☆てつ

 

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

 

 

 

201.子どもがどんどん冒険に出かけ、ぐんぐん成長する!

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

最近「子どもの成長」について考えます。

最も強い影響力があるのは、家庭環境だなと。

そして、コーチでも先生でもなくやっぱり「親」かなと。

なぜなら毎日の生活の中で、最も長い時間接するのは親だからです。

親や家族からの直接的な関わりが無意識のうちに繰り返されるからです。

この「無意識」が非常に怖い。。。

良くも悪くも潜在意識に刷り込まれるからです。

あなたの言葉や行動がそのまま子どもに引き継がれるのです。

 

家庭は子どもにとって情緒的安定が図られる場です。

「両親の愛」は子どもにとって、生きていくための「最初の栄養の源」です。

家庭は美徳を身に付ける機会であり、両親は社会的接触のすべてです。

 

中でも「母の子どもに対する愛」は重要です。

母の人間形成的な養育活動によって子どもは成長すると言っても過言ではないでしょう。

家庭の安心・安全な環境があってこそ、子どもは外に冒険することができる。

いつも帰ってこれる場所があるから、外での試練にも耐えられる。

あなたは、子どもがいつでも安心して戻ってこれる「安全な場所」ですか?

そしてあなたには、戻れる場所がありますか?

今日あたり帰省ラッシュですかね。

さて、明日はそんな母の愛が子どもの成長を阻害する場合もある!?

について書きたいと思います。

 

今日1日があなたにとって大切な1日となりますように。

 

(^_-)-☆てつ

 

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