61.あえて困難、ストレス、試練を与える。

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんです。

今日は、選手にあえて困難な状況、ストレス、試練を与えることについてです。

 

我々指導者は、選手によりよい環境を与えることを常に考えなければなりません。

環境とは、主に3つがあります。

 

1、物的環境

2、自然環境

3、人的環境

 

この中で一番影響力のあるのが「人的環境」です。

ここでは、物的環境と自然環境の話は省略します。

人的環境を考えると、サッカーの指導では、つまり、コーチです。

コーチは、子どもたちがサッカー選手としても人間としても成長していけるように環境を整えます。

 

しかし、

 

環境を整えることとは、障害を取り除くことではありません。

 

あえて、選手に対して困難な状況を与えること。ストレスを与えること。試練を与えることもしていきます。

それはもちろん、

 

選手の更なる成長

 

を考えてのことです。

 

しらゆりでは、小学校3・4年生くらいからそのようなアプローチが増えてきます。

例えば、実力でAチームBチームを分けて活動すること。

試合会場に自分たちで電車・バスの時間を調べて、自分たちで行く。

などもその一つです。

 

JFA(日本サッカー協会)のテクニカルニュースで海外指導者研修の記事があります。

イングランドにおける人間教育・人間形成の欄には、

 

あえて困難な状況やストレス・試練を与える環境を意図的に用意することも行っている。例えば、ピッチ外でさまざまな奉仕活動やクラブ運営の手伝いを課したり、レフェリーにわざと誤審をさせて感情をコントロールさせたり、時には意図的に先発メンバーから外して数試合に出場させなかったりするなど、計画的にストレスや挫折を味わわせるという。

 

しらゆりのみんなは、いつも楽しくサッカーをやっていると言われます。

基本スタンスは合っていますが、コーチ陣はそれだけを考えているわけではありません。

しらゆりでもサッカーの上手な選手を意図的にBチームにして、リーダーシップや自己主張、さまざまな人の立場に立って物事を考える力をつけさせます。

もしかしたらびっくりするかもしれませんが、、、

一定期間、わざと褒めることをせずに、厳しい言葉を投げかけ続けることさえもあります。

下の学年の選手を上の学年に入れて活動することによって、刺激を与えることもあります。

いつもいつもプラス面だけを考えているのではありません。

私たちの子どもへの働きかけは、不調和やアンバランスなどのマイナス面を生み出すこともあります。

しかしそれを、

 

その時のマイナスと見るか、将来に向けてのプラスと見るかです。

 

高学年になれば、1試合の重みを感じること、試合に出れない悔しさを感じることも成長につながります。

全ての選手、親御さんの望み通りにいつでも物事が進むことはないでしょう。

 

それが人生ですから。。。

 

うまく行かない時が成長の時だと、保護者の皆様には理解してもらっています。

私たちコーチ陣は、常にその子の将来をイメージしながら

「今」にアプローチしています。

 

~今日のまとめ~

サッカーを通して、挫折を自分で乗り越える力をつけよう。

そのためにコーチは様々なアプローチをしています。

うまくいかない時が成長する時。

そのことを保護者は理解し、見守ろう。

 

※試合会場に電車バスを使って移動することについては後日書きます。

 

今日1日があなたにとって気付きをもらえる1日となりますように!

(^^)/て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

 

引用:JFA TECHNICAL  NEWS  Vol.86  P13 イングランドの育成(2)人間教育・人間形成

 

59.子どもがどんどんサッカーが上達するたった1つの法則

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんです。

今日は、「子どもがどんどんサッカーが上達するたった1つの法則」についての話です。

 

私は、今までの指導人生の中で数えきれないくらいたくさんの子ども、親御さんと接してきました。

子どもによって、成長のスピードが違うし、サッカーの上達スピードも違う。

1人の子どもでも急激に伸びる時期もあれば、停滞する時期もある。

しかしながら、比較的安定してぐんぐん伸びていく子どもがいることも事実。

子どもがどんどん変わり、成長していくし、サッカーもうまくなる!

そんな子どもには1つの法則がありました。

 

親が変わると 子どもが変わる

 

という法則です。

 

  • 子どものためによかれと思ってついつい手や口を出してしまう。

 

  • 子どもが失敗しないように、先回りして道をならしてしまう。

 

  • 指示と命令を出し、親の思うように全てを運ぼうとする。

 

このような親の元では子どもは当然育ちません。

心理学者のアドラーもたとえ親子であろうと、

 

「課題を分離せよ」

 

と言っています。

つかず離れずの距離感を持ちつつ、

放置するわけでなく、

助けがあればいつでも助ける用意をする。

赤ちゃんであれば、常にお世話をすることが必要です。

しかし、幼児・低学年にもなれば自分の事は自分でさせる必要があります。

つまり、「ヘルプ」から「サポート」にならなければいけません。

わが子に対するリスペクトがあれば、子どもはどんどん自立します。

 

最後に、山口県の教育者の方が提唱した子育ての心得として知られる

『子育て四訓』を紹介します。

1.乳児はしっかり肌を離すな

2.幼児は肌を離せ 手を離すな

3.少年は手を離せ 目を離すな

4.青年は目を離せ 心を離すな

 

親が変わると子どもが変わる。

それを今までたくさん見てきました。

このブログを読んでいるあなたは意識が高いので大丈夫ですよ♪

 

今日1日が、あなたにとって喜びの多い1日となりますように。

(^^)/て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

 

 

 

58. 自主性と主体性の違い

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、自主性と主体性の違いについてです。

結論から言うと、自主性は決められた枠の中で自分から率先して行動すること。

主体性は、その枠がない状態で自分で考えて行動すること。

となります。

別の言い方だと、

自主性は、やるべきことが明確に決まっていて、それを自らやること。

主体性は、何をやるべきか決まってない中で自分で考えて判断、決断、行動すること。

つまり、枠があるかないか。やるべきことが決まっているかいないか。

の違いです。

普段の生活でも勉強でもサッカーでも、やるべきことが決まっていて、それを人に言われる前にやれる人は、自主的な人。

ゴール設定があり、そこにいくためには、何をするべきかを考えて、失敗を恐れず行動できる人は、主体的な人となる。

サッカーにおいて、やるべきことはたくさんありますね。

自分の荷物だけでなく、チームの荷物も持つ。

チームで使うブルーシートを広げたり、たたんだりする。

荷物や水筒を整理整頓する。

あるいは、ポジションの役割を理解して、自分がやるべきプレーをやる。

これらは、「やるべきこと」なので、それをいかにして自分から率先して出来るかが「自主性」になります。

「主体性」は、こんな選手になるにはどうしたら良いかを考えて、自分で練習を工夫してできる。

あるいは、こんなプレーがしてみたい!という目的があり、その目的達成のために何をどうすれば良いかを考えて自分で練習メニューを組み立てる。

そんな感じでしょうか。

そう言えば、話は変わりますが、渡り鳥のV字飛行でも一番空気抵抗を受ける先頭は順番に代わっているそうですね。うまく役割分担している。。。

話が脱線してスミマセン。

いずれにしても、人間力を磨くためには、

「自主性」も「主体性」も大切です!

それらは、常に指示と命令を受けながらでは、育むことは出来ません。

失敗を重ねて、なおも行動する。

だから時間がかかります。

昨日も書きましたが、「自主性、主体性」は、私が大切にしている指導理念であり、フィロソフィーです。

今日もあなたにとって、何かを学べる1日となりますように!

(^-^)/て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

57.私にとって指導理念は命よりも大切

おはようございます!キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、「人生において大切なもの」についての話です。

私は、サッカーのコーチ業を20年近くやっています。

ドイツやイギリス、日本のJリーグクラブや街クラブでの指導経験を通して、絶対に譲れない指導理念があります。

それは、

子どもたちがサッカーを通して、自主的・主体的に行動できる人間になること。

※自主的と主体的の違いは後日書きます。

別の言い方では、

自分で考えて行動できる人間になること。

なんです。(このブログで何度も書いてますが。。。)

これからどんどんグローバル社会が到来してきます。

自分から物事を言ったり行動したりしないと何も始まらない。

“叩けよさらば開かれん”という事も海外生活で経験してきました。

つまり、自分から発信すること、行動することって本当に大切なんです。
私が尊敬するロボスFCの久保田さんもブログで書いてます。

ロボスFC 久保田さんのブログ

http://neutralfootball.hatenablog.com/entry/2018/08/06/165306

今の子どもたちが将来社会に出たときに、日本をそして世界を引っ張るような人間になってほしいし、自分の人生の道を自分で切り開くような人間になってほしい。

私が以前お世話になった柏ラッセルの名前も同じ。

今は亡き濱田先生が、ラッセル車のように雪をかき分け、自分の人生を自分で決めて進んでいくような人間になってほしいとの願いからでした。

ラッセルスポーツクラブHP

http://www.russell1997.jp/jr.html

イギリス時代にお世話になった「前田学園」や「ロンドンジャパニーズジュニアFC」

もやはり確固たる理念がありました。様々な先生方に育てて頂き、今の自分がいます。

http://www.maedagroup.co.uk/

http://www.ljjfootball.co.uk/

自分で考えて行動できる自主的・主体的な人間

を育成するには、まずは自分がそうならなければならない。

プロサッカーコーチとして生きていくために必要な指導理念であり、私の使命でもあります。(使命とは、命を使うと書きます)

私は、今までの経験を基に指導理念を確固たるものにしてきました。

私がプロサッカーコーチとして、世のため人の為にできること。

それは、

「自主性・主体性を育むこと」

もちろん、時にはトップダウンも必要ですが、基本的には失敗しようが何しようが自分で考えて行動することが大切です。

プロサッカーコーチとして、キッズのスペシャリストとして、

この理念・哲学は命よりも大切です。

これが脅かされるなら全力で守ります。

これは、私の「核」となるものです。

これがもし必要とされないのであれば、必要とされる場所を自分で作ります。

指示命令を出して動かすのは簡単です。

でも、それだと人は育たない。

この考え方に賛同して頂ける方が、今のクラブに通ってくれています。

心から感謝しています。ありがとうございます。

私は私の人生における使命を大切にします。

指導理念・フィロソフィーに命を使います。

伊勢原の発展を願って。。。

あなたにとって大切なものは何ですか?

今日1日があなたにとって、大切なものを大切に思える1日となりますように!

(^^)/て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

56.言霊 × 夢実現

おはようございます!てっちゃんです♪

今日は思考は現実となるの話です。

世界に通用するサッカーコーチを育成している倉本和昌氏は言います。

 

「人生は言葉で作られる」

 

サッカー選手になりたい!という夢を持っている子どもはたくさんいると思います。それを否定してはいけません。誰も夢を諦めさせる権利はないし、否定する権利もない。

本田選手が、作文にプロサッカー選手にないたい!というかなる!って子どもの頃書いたそうですが、これって大切だと思います。

何が言いたいかというと、○○になりたい!というのは、その言葉の裏に「どうせ、なれないけど。。。」という潜在意識が隠れている。

逆に、○○になる!という言葉の裏には「絶対になる!」という潜在意識が込められている。

この違いは天と地の差。

普段自分たちが意識できるのは、顕在意識。

それに対して、普段意識出来ていない心の奥の方にある意識が潜在意識。

自覚されることなく、行動や考え方に影響を与える意識。

で、この潜在意識と顕在意識の割合は9対1と言われている。最近ではそれ以上という研究結果もあるらしい。

つまり、『心に決めてしまう』ことが非常に大切ということなのである。

なれないかも、、、と思っていたら本当になれないし、なれる!って決めてしまえば本当にそうなる。

だから、

 

○○になりたい!ではなく、○○になる!

 

と口に出し、思いを言霊に乗せること。

そして、なんと、そう決めると脳が勝手にそのための検索をかけて情報を集めてくれるそうです。

だからサッカーノートに、「○○したい」と書いてあったら「○○する!」に書き直してもらいます。

ところで、私は伊勢原に国産木材でスタジアムを作りたいです!あっ!いや、作ります!!!絶対に!!!

 

それどころか、実は日本中に作ることを計画しています。

国産の木を使って作る!

詳しくは、第11回~13回を読んでいただけると幸いです。

そう言えば、新国立競技場も国産の木材をふんだんに使うとのこと。

伊勢原スタジアムも楽しみです。

 

今日もあなたにとって素晴らしい1日になりますように。

(^^)/て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

54.ウソ~!?コート作りでチーム力がアップ???

おはようございます!キッズのスペシャリスト、てっちゃんです。

今日はサッカーコートを自分たちで作ることがチーム力アップに繋がる!?という話です。

 

しらゆりでは、4年生くらいから自分たちでコート作り(ライン引き、ゴール設営等)をやり始めます。

5年生、そして6年生にもなると、こちらが何も言わなくても自分たちで手際よくコートを作り終えます。

まずは、8人制コートのサイズを覚えることから始まります。

ゴールエリアは?ペナルティエリアは?センターサークルは?PKは?それぞれ何メートル?

メジャーを4本使って外枠を取り、ゴールラインのポイント(ゴールエリアやペナルティエリア)同士をメジャーで繋ぐ。

ラインカーに石灰を入れて、線を引く。

では、はたしてコート作りとチーム力がどう繋がるのでしょうか???

サッカー界でよく言われる言葉

 

オンザピッチとオフザピッチは同じ

 

つまり、サッカーのプレーと普段の生活はイコールで結ばれる。ということ。

普段から周りをみて行動できる人は、サッカーでもよく周りをみてパスを出したりパスを受けたり出来る。

サッカーのコートを子どもたちに作らせると、面白いくらい子どもの言動とプレーがリンクします。

 

子どもの言動=プレーの質

 

自分からメジャーやラインカーを取りに行き、他の人にも指示を出せる人。

あっ!ベンチを運ぼう!ゴールにネットを張ろう!など、次の行動を見つけて動ける人。

おーい!そっちは大丈夫か~?とコミュニケーションやリーダーシップを取れる人。

逆に、、、

友だち同士で喋ったり、遊んだり、やってるフリをする人。。。😥

そして、コーチも子どもの長所、短所、課題を確認することが出来る。

子どもの認知、判断、実行の質を高めるためにも、コーチの人身掌握術にとっても有効!

コート作りを成功させるには、皆で声を掛け合い、協力し、一人ひとりが次に何をするべきかを考えて動く。

あれっ!?これってサッカーと同じじゃない!?

コート作りを自分たちですることが、チーム力アップに繋がる理由、ご理解頂けましたでしょうか?

~今日のまとめ~

  • オンザピッチとオフザピッチはイコール
  • 普段の言動がコート作りとリンクする
  • コーチも子どもの様々な面を把握できる

 

写真提供:SKJ加藤さん

 

今日1日が新たな発見を見付けられるような1日となりますように!

(^-^)/て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

 

53.説教?指導?それとも。。。?

おはようございます!キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日はキッズの指導で私が心掛けていることをお伝えします。

それは、

言葉の選び方、

話の内容、

話の長さです。

幼児や低学年の指導は、高学年や中高生とはまるで違います。特に話が通じるか通じないかの差は大きいです。

例えば、「集合!」よりも「集まって~」の方がいいし、「整列!」よりも「並びっこ!」、「円になって!」ではなく「みんなで丸くなろう!」の方が分かりやすい。

幼児に「こちらのチームの勝利!」って言っても「しょうり」って何?

となります。

だから、「かち!」「まけ!」がいいですよね!

良いことは「マル!」ダメなことは「バツ!」

良い言動には「グリーンカード」ダメな言動には「イエローカード」

など簡単な表現方法が分かりやすいし、心に入ります。

ところで、キッズの指導で子どもを立たせたまま、10分も20分もずっ~と話しているコーチをたまに見掛けます。

当然ですが、子どもはもちろん右から左に流してます、、、(汗)

そもそもそんなに集中力が無いし、言葉もそこまで理解出来ません。

だったら、遊びません?

コーチがたくさんいて、代わる代わる一人ずつ順番にコーチが話をし、子どもはありがたく聞いている。

それ、必要でしょうか?(時には必要な場合もあるかな~?)

いずれにしても、コーチの自己満足にならないように心掛けたいです。

子どもはコーチの話を聞くより遊びたいんです。

「話は子ども同士で!」

話は、コーチがするより子ども同士で話し合いをする方がよっぽど有意義です。子どもだけで作戦会議をやると面白いですよ。大人では絶対に思いつかない作戦がポンポン出てくる。いや、その作戦は無理だな~って思うけど、おー!いいね~!やってみよう!と話しに乗っかる。

コーチが子どもたちに話をするときは面白おかしく伝えたいですね。そして、質問しながら考えてもらう。コーチは子どもより偉いわけではないので、ファシリテーター(まとめて導く役)に徹すればいいんです。

キッズ年代では、コーチの話の時間は短い方がいい。練習時間も長くなくていい。

練習は、朝から夕方までダラダラやるより、1時間集中してやった方がいいです。

サッカー以外のことをたくさんやってください。その方が人生、豊かになりますよ!

以上、まとめると、

・コーチの話は簡潔に!

・なるべく簡単な言葉を選んで!

・子ども同士の話し合いの場を設ける!

・コーチはファシリテーター役に徹する!

・練習時間は短く集中して!

・サッカー以外の経験も大切にする!

今日もあなたにとって気付きや学びの多い1日になりますように!

(^^)/て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

51.理想的な低学年の指導

おはようございます!キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、ゴールデンエイジを迎える前に押さえておきたい低学年指導の4つのポイントについてです。

 

①自分の意志で取り組む気持ちを育む

 

②外発的動機づけや他者との比較はNG

 

③自分を表現することの大切さ

 

④試合におけるアプローチの方法

 

詳しくは、2018ジュニアサッカークリニックに記事を書いていますので、是非ともご確認ください。

 

WEB版

https://www.bbm-japan.com/_ct/17193469

 

2018ジュニアサッカークリニック

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF-Soccer-clinic-8%E4%BA%BA%E5%88%B6%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%AE%E8%B3%A2%E3%81%84%E6%B4%BB%E7%94%A8%E8%A1%93%E3%81%A8%E7%B7%B4%E7%BF%92%E6%B3%95-B-B-MOOK1410/dp/4583625502

 

 

今日1日が、過去を振り返り新しい一歩を踏み出す1日となりますように!

(^^)/て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

50.子どものやる気と自信を引き出すのは、ご褒美ではなく、〇〇です!

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は「モチベーション」と「アクノリッジ」の話です。

モチベーションとは動機づけのことです。

昨日も出てきましたが、心の内側からくるやる気は「内発的動機づけ」です。

“○○ができたら△△を買ってあげる” のような本人の外側からのやる気は「外発的動機づけ」です。

外発的動機づけは、単発の威力を発揮しますが、子育てやサッカーの指導においては好ましくありません。

なぜなら子育てもサッカーもずっと続いていくものだからです。

「シュートを3点決めたらゲームのソフトを買ってあげる。」

それは誰のためですか?

子どものためですか?それとも親(自分)を喜ばせるためですか?

周りの大人に自分の子どもを自慢するためですか?

そもそも、シュートを決めることがサッカーの全てですか?

相手からボールを奪う事。

味方からパスをもらうために走る事。

味方に決定的なパスを出す事。

みんなを盛り上げる事。

最後まであきらめない事。

楽しく一生懸命プレーする事。

ゴールキーパーでシュートを防ぐ事。

審判をリスペクトする事。

相手をリスペクトする事。

シュートを決めることは、サッカーのほんの一部です。

ご褒美をぶら下げて頑張らせる外発的動機づけには、こんなマイナス面もあります。

それは、ご褒美に際限が無くなってしまう事。

最初は小さなご褒美で良かったのですが、人間はそれで満足できなくなってしまいます。

お菓子

おもちゃ

ゲームソフト。。。

そして、、、

最初は、サッカーを頑張らせることが目的だったのに、いつの間にか子どもは、ご褒美をもらうことが目的になってしまいます。

これでは本末転倒ですね。

では、どのように本人のやる気を引き出すか???

サッカーであれば、コーチに任せましょう。

そして、どんどんコーチに聞きましょう。

親御さんができることは、

焦らず見守ることと、距離を上手に取ること。

近すぎたり遠すぎたり失敗もあるでしょう。

そうやって親が子どもに成長させてもらっているわけです。

もちろん、私もです。

ほめるのではなく、子どもの小さな変化を認めて伝えること。

専門用語では、アクノリッジ(承認)と言います。

ありのままの姿をただ伝えるだけで、子どもは不思議と自信と自己肯定感が高まります。

「凄いね!えらいね!」とほめるのではなく、

ただ、「がんばってるね!」と言葉をかける。

~今日のまとめ~

・動機づけには、内発的と外発的の2種類がある。

・外発的でななく、内発的動機づけで行動を促す。

・応援しているというスタンスを保ち、焦らずに見守る。

・ほめない。

・認める。

今日1日があなたにとってハッピーな出来事が起こる1日となりますように!

(^^)/て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

48.練習中、トイレに行ってもいいか?水を飲んでもいいか?問題

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、「自分の事は自分で決めません?」という話です。

 

子ども: 「コーチ!トイレに行ってもいい?」

私: 「トイレに行くか行かないかは~?」

子ども: 「自分で決める!」

私: 「そうしてください。」

 

こんなやり取りも大分少なくなってきましたが、まだたまに聞いてくる子がいます。

また、これもよくあるパターン。

 

子ども: 「コーチ!水を飲んでもいいですか?」

私: 「水を飲むか飲まないかは~?」

子ども:「自分で決める!」

私: 「そうしてください。」

 

こんな所からも日本社会の縮図が見えますよね。

 

・確認や許可を取らなければならない。

・自分で勝手に動いてはいけない。

・常に指示を仰ぐ。

・指導者は管理しなければならない。

 

しらゆりでは、幼児のサッカーから自分の行動を自分で決めさせるようにします。

練習前に集合させて、点呼を取っている時によくある事例。

 

いつでもおしゃべりしていいんだけど、みんなの名前を呼んでいる時はどうかな~?

他には、

いつでもトイレに行ってもいいし、水を飲んでもいいからね!でも今はみんなの名前を呼んでるよ~!

それでも、数人は、、、

じゃあ、行こう!ってトイレや水を飲みに行っちゃいます。。。

えっ!?今行くの?

 

いつでも水飲んでもいいし、トイレに行ってもいいし、おしゃべりしてもいいんです。

でも、今行ってもいいのか、行くべきでないのか、今、おしゃべりしていいのかダメなのかは考えて欲しい!

幼児はまだまだ出来ませんが、ゆっくりやっていきます(笑)

 

FCしらゆりシーガルスのミッションの1つは、

 

「自分で考えて行動できる人間を育成する」

 

です。

 

~今日のまとめ~

指示命令ではなく、些細な事でも自分で決めて行動させよう!

 

今日1日が、あなたにとって笑顔の多い1日になりますように!

(^-^)/て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★