77.え?忘れ物?じゃあ今、成長するチャンスですね。

おはようございます!キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は「忘れ物」の話です。

サッカーをやっている子の忘れ物ベスト5を発表します!

第5位! 帽子

第4位! 上着

第3位! キーパーグローブ

第2位! 水筒

第1位! すねあて

※しらゆり調べ

スポーツ関連の記事を中心に活躍されているライターさんで、私が尊敬する島沢優子さんもサカイクで書いています。

https://www.sakaiku.jp/series/cat_1/2018/013658.html

まず、基本的に自分の荷物は自分で準備することが大切です。

 

サッカーをやっているのは、本人ですから。

 

  • 荷物を前日に準備する。

 

  • 自分で水筒に氷、お茶などを入れて準備する。

 

  • おにぎりくらいなら自分で作る。

 

  • スパイク(トレシュー)をみがいたり、手入れする。

 

それでも、忘れちゃうこと、ありますよね!

いいんです。それで。

そこで、子どもは失敗し、学び、次に繋げます。

 

まさに今、成長するチャンスです!

 

なるべく低学年のうちに沢山失敗させた方が良いです。

すねあてを忘れたら、試合に出れない。

当然です。サッカーのルールで決まっていますからね。

自分もケガしたくないけど、相手にケガをさせたくない。

 

先日も、しらゆりの子で、すねあてを忘れて試合に出れなくて泣いてしまう子がいました。

その失敗があり、翌週は自慢してきました!

「コーチ!すねあてしてきたよ!ほら見て!」

と、笑顔で指をさしてます。(笑)

 

 

でも、注意しなければいけないこともあります。

一人ひとり、性格も違うし成長段階も違うからです。

だから、

忘れ物 = 試合に出れない

だけでなく、様々なアプローチを大人は準備する必要があるでしょう。

自分で準備しなさい!忘れても知らないわよ!と最初から突き放すのではなく、

低学年なら親と一緒に荷物をチェックすること、

忘れないための「しくみ」や「方法」を考えることも大切です。

いつになっても親と一緒に。。。では成長しませんので、もう大丈夫!という時期がきたら親子で話し合いの場を設けましょう。

もうあなたは一人で準備できるね。これからは自分の責任でやってごらん。と。。。

約束したのに、忘れたら親が届ける。

とかはやめてくださいね。。。

 

今日1日があなたにとって成長を実感できる1日となりますように。

 

\(^o^)/て

 

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76.あなたはどっち?褒める?認める?

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、褒めることと認めることについてです。

「褒めて育てる」とよく言われますが、

それは果たしてよい事なのでしょうか?

「認める」ことが大切とも言われます。

あれっ!?どっちがいいの?

結論から言うと、
どちらも大切だと思います。
でも、気を付けないといけないなと思うことがあります。
それは、
「人にレッテルを貼ってはいけない」
ということです。

具体的には、「あなたは良い子ね」とか「あなたはえらいね」

などの言葉です。
子どもは純粋です。
場合によっては、「良い子」でいなければいけないとか
「えらい子」じゃないとダメとか思ってしまう可能性があります。
そもそも、それらはあやふやで具体的ではありません。
もしかしたら、褒められるために行動する子になるかもしれません。
人は失敗から成長するのに、行動を制限することになるかもしれません。

では、どうするか???

やはり、プロセスが大切です。
がんばったこと。
努力したこと。
取り組む姿勢。
あきらめない力。
それらは誰もが持つ、美徳。
それらを認めて言葉にする。
それが、あなたやあなたのチームにとって
良い事であったり、力をもらうことであったり、素晴らしいことであれば、

「ありがとう!」

と、感謝を伝える。
そう考えると、褒め言葉は大切です。
さらに、

「認める言葉」や、「感謝の言葉」も本当に大切です。

~今日のまとめ~
  • 「良い子ね」「えらいね」ではなく、
  • 具体的な言動を認めて伝えよう!
  • 美徳の言葉や感謝の言葉を遠慮なく伝えよう!
今日1日があなたにとって、子どもの良い面を見つけて伸ばせる1日となりますように。
(^^)/て
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73.境界線のチカラでやる気のある子が育つ。

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんです。

今日は境界線のチカラについてです。

 

サッカーにおいても私生活においても「境界線」は大切です。

サッカーのピッチは、サッカーをする場所。

しらゆりでは、ケンカはOK!むしろ大切にしています。

ただし、ここはサッカーをする場所。

 

だから、境界線を引く。

 

ケンカはピッチの外でやる。

お互いの意見をぶつける。

相手の立場に立って考えてみる。

仲直りをする。

練習再開!

という流れです。

 

ケンカだけでなく、会話の端々でも境界線を越えてしまうことがあります。

 

先日、ナッチコーチ(しらゆりのJY&5年担当)から嬉しい報告を聞けた。

その日、彼女は3年生の練習を始めようとしていた。

みんなを集めてサッカーの話からスタートしたが、その話題から逸脱したことで盛り上がり始めた。

そこで、彼女は

「ここは、サッカーをする場所」

「うまくなりたい人が集まる場所」

「面白い話をしたい人、おふざけしたい人はピッチの外でどうぞ!」

すると、雰囲気がピリッとして

「さあ!やるぞ!」

という練習に集中できる空気になった。とのことでした。

 

これも、境界線のチカラ。

 

上達したい!と思っている子が被害を被ってはならない。

一生懸命な子に光が当たるようにする。

ケンカの例も会話の例も、コーチは決して感情的になることなく、

「どうぞ~!こちらへ!」

という感じで促す。

 

「ケンカするならあっちでやれ!」(怒)

 

ではなく、

 

「終わって、心と体の準備が出来たらまた練習再開しようね!」

 

と、いたって冷静に対応できる。

練習は短い時間に集中してやる。

ダラダラやらない。

遊ぶ時は遊ぶ。やる時はやる。

その日の子どもたちの表情や、やる気をみて臨機応変に対応することが大切です。

 

特にこの夏は異常な暑さです。

だから、休憩・水分補給も兼ねて、わざとピッチ外の日陰でクイズ大会をやるときもあります。

「てっちゃん、早く試合やろうよ~!」

と言われますが、、、(笑)

 

と、言うことで話がそれましたが、今日のまとめです。

 

~今日のまとめ~

  • ピッチはサッカーをする場所

 

  • ケンカやおふざけはピッチの外で!

 

  • 境界線をしっかりと引く

 

  • 一生懸命な子に光を当てる

 

  • いつでも戻れる声かけをする

 

  • 雰囲気が良くなる(みんなが集中する)

 

今日1日があなたにとって境界線のチカラを意識できる1日となりますように。

(^-^)/て

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71.ミックスゲームって何?その意図は?

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、ミックスゲームについての話です。

 

しらゆりで練習試合をやる場合(特に低学年)ほとんど必ずミックスゲームをやります。

ミックスゲームとは、味方も相手もごちゃまぜにしてチームを作り、試合をすることです。

当然、初めて出会う子どもたち同士なので「自己紹介」から始まります。

〇〇小学校の1年1組の△△です。あだ名は◇◇です。担任の先生は☆☆先生です。

と、担任の先生の名前まで。。。(笑)

その他、好きな食べ物、好きなサッカー選手、誰がキャプテンをやるかなど盛り上がります。

対抗戦で少し疲れた子どもも一気に笑顔になる!

 

子どもってすごいです。

 

大人がああしろこうしろ!と言わなくても自分たちでどんどん発言する。

そして表情が変わるのが分かります。

 

楽しい雰囲気がそうさせる?

 

普段あまり話さない子も話す場合が多いです。

普段はいじられキャラじゃないのに、いきなりいじられキャラになる子もいます。(笑)

ふとしたきっかけで、いじられる美味しさを知ってしまうのです。

 

また、プレー面でも同じことが言えます。

いつもは見たこともない、すごいパスやシュート、初対面なのに素晴らしいコンビネーションがたくさん見られます。

コーチに色々と言われることなく、自分を表現できるのがいいのでしょうか。

プレーの幅が広がり、今まで隠れていたポテンシャルをお互いに引き出します。

 

ですが、もちろんいいことばかりではありません。

楽しすぎて「おふざけ」がエスカレートして相手を嫌な気持ちにさせてしまうことや、傷ついてしまうこともあります。

ですが、それも含めてよい経験であることは間違いありません。

 

学びの場であり、成長の場となるのです。

 

最後には、MVPを選びますが技術的なことではなく、一生懸命コミュニケーションを取っている子や、普段あまり光があたらない子をよく見て、その子のよい所を見つけて発表します。

子どもたちからは、えっ!?なんで〇〇がMVPなの?ってビックリしますが、理由を説明すると、「お~!すげ~!〇〇やるじゃん!」となるわけです。

後日、そのチームのコーチから、あれがきっかけで自信を持ち、スイッチが入りました!と報告を受けると嬉しい気持ちになります。

 

なぜ、ミックスゲームをやるのか?

 

その根底には、

 

自分たちだけでなく、相手も一緒に上達し、成長する!

 

という考え方があるからです。

 

今日1日があなたにとって喜びの大きな1日となりますように。

(^_-)-☆て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

 

 

 

69.オランダの小学校で指導者としてのあり方を省みる。

おはようございます!キッズのスペシャリスト、てっちゃんです。

今日は、「指導者としてのあり方」「自分を労うこと」についての話です。

 

最近、本を読んだり倉本和昌氏のサッカーコーチングセミナーに参加したりする中で、話題に上がるのが、

 

「自分を労う」

 

ということです。

 

まずは、自分自身を満たすことができないと、

他人を褒めたり、他人に尽くしたりすることができない。

 

これって、サッカーの指導者にも当てはまりますよね。

もちろん、教育者もです。

 

オランダの小学校での朝の職員会議

 

を思い出します。

しらゆりでオランダ・ドイツ遠征に行った時にオランダの小学校を訪問させていただきました。

朝の職員室での光景は、日本のそれとは全く違うものでした。

先生たちは、コーヒーを片手に談笑しているのです。

これから始まる子どもとの闘い!?(笑)

を感じることは全くありませんでした。

みんな、とっても笑顔だし、リラックスしてる。。。(衝撃)

 

自分の心に余裕があることの大切さ

 

を感じずにはいられませんでした。

 

シャンパンタワー

 

をイメージして頂けると分かりやすいかもしれません。

 

まずは、自分を労い、自分を満たす。(1段目)

次にパートナーや家族。(2段目)

その次に知人、友人、同僚。(3段目)

そして、お客様や他人。(4段目)

 

どんな小さなことでも、自分を労う。

  • 朝、おはよう!って言えた。

 

  • ゴミを拾えた。

 

  • お弁当を作った。

 

  • 歯を磨いた。

 

なんでもいいんです。。。

自己犠牲はいけません。

 

世の中のママさんたちは、家事に育児に仕事に大忙し。

ストレスフルな毎日です。

これは、シャンパンタワーの2段目から注いでいること。

 

かく言う私も、4段目の「仕事」サッカーチームから注いでいるような。。。

 

まずは、自分を労い、満たす。自分の心に余裕がある状態。

それが、指導の質を上げることにもつながる。

そして、幸せな世界を作り出す第一歩かもしれませんね。

 

今日もブログを発信できた自分に拍手!パチパチパチ~!

ありがとうございます!

そして、皆さんからコメントを頂けると最高に嬉しいです(^_-)-☆

コーチや先生や友人、そして主婦の方まで様々な立場からのコメントは、学びを深いものにすることができ、勉強になります。

いつもありがとうございます。

 

~今日のまとめ~

 

  • 指導者(教育者)は自分の心に余裕がないと良い指導はできない。

 

  • まずは自分が満たされること。

 

  • どんな小さな事でも、自分を労う習慣が大切。

 

  • シャンパンタワーの一番上(自分)から満たす!

 

  • 1、自分 2、家族 3、同僚・友人 4、客・他人

 

  • 今のあなたは何段目から?

 

  • 自戒を込めて。。。

 

今日1日があなたにとって自分を大切にできる1日となりますように。

(^^)/て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

 

 

 

 

 

68.あなたは人生で初めて出会うコーチ ~私の元を去った親子~

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、キッズのコーチは子どもにとって人生で初めて出会うコーチ!という話です。

 

私にとって今でも忘れなれない子どもとその母親がいます。

なぜなら、その子はサッカーの楽しさを知ることなく私の元を去っていったからです。

私は、その子にサッカーの楽しさを伝えることができませんでした。

残念そうで、少し申し訳なさそうな何とも言えない母親の顔を今でも覚えています。

 

今、目の前にいる子どもがサッカーをずっと続けるか。

サッカーをずっと好きでいてくれるか。

それは、

 

「サッカーって楽しい!」

 

と子どもが感じているかどうかです。

キッズ年代にとって、あなたは最初に出会うコーチ。

だからこそ、責任重大。

 

あの子どもがサッカーをやめてしまったのは、

私の責任。

あの時の自分は未熟だった。

 

自分自身がコーチとしても人間としても成長しなければ!

よりよいコーチになるために、日々勉強です。

 

今、考えると保護者への説得力も無かった。

保護者が子どもにできることで、一番大切なことの一つに、

 

「辛抱強く待つ」

 

ことが挙げられます。

そんなに子どもにべったりついていたら子どもは自立しないし、成長しませんよ!

と今なら自信を持って言える。

 

目の前にある「今」の結果は大事ですか?

もちろん、大事ですよね。分かります。

でも、彼が立派な社会人となり、幸せな人生を送る

「将来」の方が大事じゃないですか?

そんな事を今なら自信を持って言える。

 

他の子どもと比べちゃいけませんよ。

指示命令だけでは、自分で考えて行動できる人間にはなりませんよ。

あれはダメ。これもダメ。と否定してはいけませんよ。

肯定的なアプローチが大切ですよ。

外発的モチベーション(動機づけ)ではなく、

内発的モチベーションが大事ですよ。

等々。

 

今なら自信を持って言える。

 

自分が関わった子どもが一生サッカーが好きでいてくれるように。

その子が大人になり、その子どももまた、サッカーをやってくれるように。。。

 

~今日のまとめ~

 

キッズのコーチは、子どもの一生を決める。

 

 

今日1日が、あなたにとって感謝にあふれる1日となりますように。

(^^)/て

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

 

 

 

 

 

 

66.合宿の効果と効能

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は合宿の効果・効能についての話です。

今回一緒に行ったサトルコーチも記事を配信してくれています。是非ご覧ください。

https://www.facebook.com/plugins/post.php?href=https%3A%2F%2Fwww.facebook.com%2Fsnfootball05%2Fposts%2F10215561712228838&width=500

 

合宿にいくことでのメリットは、何と言ってもオンザピッチとオフザピッチがつながっていることを身をもって経験できることです。

親元を離れて生活することで、普段親がやってくれることを自分でやるわけです。

つまり、

「自分のことは自分でやる!」

という経験を通して、自立を促すのです。

親への感謝も感じることでしょう。

合宿に来ると普段の生活習慣が良くも悪くも見えてきます。

例えば、食事中の姿勢や食事のマナーもその一つ。

一番感じるのは、自分で考えられず何でも質問すること。

  • 食事中にコーチの所に来て、「僕のみそ汁(お茶)が無いんですけど」
  • 「コーチ、僕の水筒がありません。」
  • 「コーチ、お風呂はどこにありますか?」

 

家庭では、親御さんがすぐに答えを言ってくれるかもしれませんが、合宿ではそうはいきません。

ですが、そのような質問も、初日、2日目、3日目となると少なくなります。

そして、質問のレベルが上がります。

また、上級生が下級生の面倒を見て、責任感を持たせる良い機会でもあります。

部屋の整理整頓、荷物の整理、ユニフォームの洗濯などなどです。

その他、食器の上げ下げ。台拭きでテーブルを拭く。お弁当の残飯袋を手にもって待機する。バスの中に忘れ物がないかを自分たちでチェックする姿もありました。

6年生の姿は、下級生のお手本でした。

オフザピッチだけでなく、朝から晩までサッカー漬けですので、ピッチ上でも宿でもゆっくりと自分たちでミーティングを開くことができます。

6年生はもちろん、5年生も4年生も自分たちで率先して、試合後や試合前にミーティングをやっていました。

夏休みであれば、自然の中での体験などサッカー以外の夏にしかできない経験もさせてあげたいものですね。

~今日のまとめ~

  • 合宿ではオンとオフがつながっていることを学べる
  • 親元を離れて “自分のことは自分でやる” 自立の機会。
  • 質問のレベルが上がる。
  • 下級生の面倒を見ることで責任感を持つことができ、成長する。
  • サッカー以外の自然体験も大切。

今日1日が、あなたにとって「楽しい~!」と心から言える1日となりますように。

(^^)/て

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64.電車・バスを使って試合会場に自分たちだけで行く。その意図は?③

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日も昨日の話の続きです。

しらゆりでは、3年生ぐらいから保護者付き添いのもと、電車移動が増えてきます。

そして、3年生と5年生だけで市外に移動することもあります。

5年生が3年生を引率する訳です。

5年生は責任感が生まれます。

3年生は公共交通機関を使うにあたり、ルールやマナーを学び始めます。

もちろん、昨日もブログで書いているように失敗の連続です。

でも、それがいいんです。

そこで柔軟に対応することを学びます。

 

こんなこともありました。

その日も5年生と3年生が市外の同じ会場でリーグ戦をやりました。

もちろん、帰りも5年生が3年生を連れて移動します。

 

解散する時、5年生が私に声をかけてきました。

 

5年K君:「てっちゃんコーチ!行きのルートと帰るルートは一緒じゃなきゃダメですか?」

私:「いや、特に決まっているわけじゃないけど。」

K君:「分かりました!じゃあ違うルートにします。」

 

5年生のK君がなぜ帰るルートを変えたのか、その時は分かりませんでしたが理由を知り、驚きました。

行きのルートは私鉄で乗り換えも多い。

3年生は試合を1日やってかなり疲れている。

だから電車で座って帰りたい。JRは座れるかもしれない。

更にJRの駅から伊勢原駅までバスなら確実に座って帰れる。

 

このように、3年生のことを考えて5年生がルートを変更して帰ったわけです。

 

想像してみてください。

試合会場への行き帰り移動手段のパターン1とパターン2

 

パターン1

親の運転する車に乗り、ゲームをする。寝る。現地に着いたら起こされる。

試合が終わったら迎えてきてもらい、エアコンの効いた車内で快適に過ごし、気づいたらもう家の玄関という数年間。。。

 

パターン2

今日も電車・バス移動。どこの駅で降りればいいんだろう?やべー!乗り過ごした!でも大丈夫。人に聞こう!道が分かんないな~!この地図合ってるかな~?

と不安と焦りと重たいリュックを自分で背負い、汗だくで移動する数年間。。。

 

この違いは数年後、数十年後に大きな違いとなりますよ。

自分の人生をどう生きるかに関わってきますよ。

そう断言できます。

 

今日1日があなたにとって勇気をもらえる1日となりますように!

(^^)/て

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63.電車・バスを使って試合会場に自分たちだけで行く。その意図は?②

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんです。

今日も試合会場に自分たちで電車・バスで移動することについてです。

 

そこには思いもよらないアクシデントが待ち構えています。

 

それがいいんです。

 

そこでどのように対処するか。

その経験値が高ければ高いほど人間力も上がります。

ピッチで困難な状況になった時にも力を発揮します。

 

なぜならオンザピッチとオフザピッチはつながっているからです。

オフでだらしない人間がオンで立派にプレーすることは100%ありません。

 

もう数年前になりますが、こんなこともありました。

 

O君たちは途中の駅でトイレに行き、乗るべき電車に乗り遅れてしまいました。

それは、つまり駅からグランドまでのバスにも乗り遅れてしまうことを意味します。

O君は私に電話してきました。

O君:「コーチ、トイレに行ってたら電車に乗り遅れました。」

私:「そうか、しょうがないな。」

O君:「予定していたルートだと完全に遅刻するので、もう1つ先の駅に行き、そこからバスに乗るルートにチャレンジしようと思います」

私:「分かった。気をつけてな」

結局少しだけ遅刻したのですが、私はその柔軟な発想と勇気ある行動にびっくりしました。

 

実は、こんなエピソードはたくさんあります。毎週と言ってもいいでしょう。

 

親が運転する車に乗って行けばすぐに着くのに、わざわざ苦労してみんなで移動する。

トラブルがあっても柔軟に対応する。

分からなければ人に助けを求める。

遅刻しそうになったらコーチに電話する。

 

こんな経験を数年間続けるとどんな子どもに成長すると思いますか?

 

卒団生たちは、すでに立派に自分の足で歩き始めています。

 

あなたは、子どもにどんな風に成長してほしいですか。

あなたは、チームの子どもたちがどのように成長することをイメージしていますか。

 

今日1日があなたにとって新しい道の開ける1日になりますように!

(^^)/て

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62.電車・バスを使って試合会場に自分たちだけで行く。その意図は?①

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんです。

今日は、 “試合会場に自分たちだけで行くこと” についての話です。

結論から言うと、

 

「可愛い子には旅をさせよ」

 

ということです。

つまり、厳しい経験を積むほど成長するため、かわいい子ほど敢えて辛い思いをさせよ!という意味です。昔の旅は辛いものだったことからこのようなことわざができたそうです。

さて、交通の便が発達した現代においても電車・バスで移動することは大変な場合もあります。

あえてそれをさせるのは、子どもたちを

 

自立させるため

 

です。

低学年では切符を買う所からスタートします。パスモやスイカは便利ですが、駅から駅に移動するのに、その距離によって金額が違うことを知らなければなりません。

便利な世の中になりましたが、根本的な原理を知っていてパスモなどを使うのと、知らないで使うのとでは大きな違いがあります。

パスモ1枚で買い物すらできてしまうので、「勘違い」の元となります。

 

保護者にも手伝ってもらいますが、移動ルートを自分たちで調べてきてそれを擦り合わせます。何時にどこに集合するか。何時の電車に乗り、どこで乗り換え、どのバスに乗るか。

 

そこには様々な失敗があります。

・人身事故で電車が遅れた。

・電車の上りと下りを間違えた。

・各駅停車に乗らなかったので通り過ぎた。

・駅のトイレに行ってたら、乗るべき電車が行ってしまった。

・水筒を駅のベンチに忘れた。

・水筒を電車とホームの間に落とした。

・駅からグランドまでの道のりで迷子になった。

・切符を無くした。

・うるさくしていて怒られた。

 

等々、挙げたらきりがありません。

でも、それがいいんです。

様々なトラブルを経験する。

そして、今、自分たちはどうするのかを考える。

便利な世の中だからこそ、不便を経験するのです。

 

もし、しらゆりの選手たちが電車の中でうるさくしていたり、

マナーを守っていなかったら、遠慮なく叱ってください。

 

明日につづく。。。

 

今日1日があなたにとって幸せを感じる1日となりますように。

(^^)/て

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