19.試合の意味

おはようございます!てっちゃんコーチです。

今日は、試合の意味についてのお話です。

てっちゃんコーチやしらゆりが、試合をどのように捉えているかのお話です。

結論から言うと、試合は子どもが成長するためにあります。勝てばいいという話ではないし、負けてもいいということでもありません。

要は、試合を通して子どもたちがどのように成長できるかな?と考え、様々なアプローチをするわけです。

 

しかも、自分たちだけでなく相手チームにも!

 

私たちは、自分たちだけが試合に勝ち、喜びたいとは全く考えていません。サッカーを通して成長してほしいのは、相手も味方も関係なくみんな一緒です。

練習試合などで相手の方が強い時、自分たちがやられまくっている時、とっても悔しいです。

と同時にラッキーだなとも思います。相手に自分たちのレベルを引き上げてもらえるからです。

同じくらいのレベルだと、お互いに切磋琢磨して高め合うことができる。

自分たちが相手よりも少しできる場合、普段あまり活躍できない選手がいいプレーをしたり、得点を決めたりして自信をつけることもある。しかし、ここでも相手と一緒にレベルアップすることは忘れない。

合同ミーティングやミックスゲームもその一つ。

そして、しらゆりの保護者にはいつも伝えていることがあります。

 

しらゆりの子どもはみんな自分の子ども

 

自分の子がスタメンだろうが、Aチームだろうがそんな事は大きな問題でなく、みんなが成長できるようにサポートする。

試合をビデオを撮ってもいいでしょう。でも、自分の子どものプレーだけを撮るのではなく、引きでみんなを撮る。わが子だけがナイスプレーをすればいい訳ではないですからね。

試合では、相手チームの選手がいいプレーをしたら拍手を送るし、頑張っていたらそれを認める。つまり、、、

 

相手チームも応援する!

 

キッズ年代では、相手チームと鬼ごっこ、合同練習、対抗戦、ミックス戦などで楽しく交流したいですね。もちろん、コーチ同士も積極的に情報交換できればお互いを高め合うことができきます。勝った!負けた!も大切ですが、特にこの年代では「楽しかった!」「またやりたい!」が一番大切です。

 

今日もあなたにとって素晴らしい1日になりますように。

(^^)/て

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10.ミスの話

サッカーはミスのスポーツと言っても過言ではありません。どんなにすごい世界的な選手だってミスをします。メッシだってC.ロナウドだってシュートを外します。ドリブルで取られたりパスをミスしたりします。

育成年代でのサッカーは、どれだけ積極的にプレーして、どれだけたくさんミスをするかで成長度合いが決まります。特にサッカーを始めたばかりの幼児や低学年では、ミスを恐れずどんどんチャレンジさせる事が大切です。何がミスで何が成功かの意識もまだ無いでしょうから、この時期にブレーキをかけるような指示や、否定するような言葉がけはNGです。

コーチや親の顔色を伺って、怒られないようにプレーをする。チャレンジしない子どもはその分失敗も少ないでしょうが、自分で考える事、工夫する事もしない。そもそも、楽しくない。

これでは、何のためにサッカーをやっているのか分かりません。

子どもがシュートを外した時に、コーチが

「どこ見てシュート打ってんだよ!」

と怒ったら、その子どもが

「ゴールを見て打ちました!」

なんて笑い話がありますが、コーチの発する言葉は子どもの心にダイレクトに響きます。

選手が上達するか否かは、コーチの言動にかかっています。試合中に常にミスを指摘するコーチはどうなんでしょう。ミスを指摘するのは一番分かりやすいですよね。

「何やってんだよ!」

「あ~あ、ボール取られた!」

「またミスした!」

「なんでそこから打つんだよ!」

で、遠くからシュートを打って、ゴールが決まったのに怒っているコーチもいますからね。(驚)

私たちコーチは、そのミスがどのタイミングで起きているのかを知る必要があります。

それを知ることで、選手を上達させることができるのです。

一つ一つのプレーには、①観て、②判断して、③実行するという流れがあります。

①観る → ②判断する → ③実行する

①の観る所と②の判断する所でのミスは、目に見えないので分かりにくい。

③の実行する所でのミスは、成功したか失敗したかなので分かりやすい。(例:シュートを外した。パスが通らなかったなど)

そして、実はこの①観る所と②判断の所のミスが8割で③実行のミスは2割とも言われています。

あなたならどちらにアプローチしますか?

失敗したプレーをわざわざ指摘するのではなく、

そもそも観えていたのか?

その判断は良かったのか?

他の選択肢は無かったのか?

を質問することが大切です。

そして、①観る&②判断の所を特に注目し、日々のトレーニングを通して上達させるのです。もちろん、③の実行(技術)のトレーニングも怠りません。

子どものプレーのミスは①観る・②判断・③実行のうち、どれなのか。

私たちはそれを見極め、質問し、子どもたちを導くのです。

プレーのミスをダメ出しするようでは、コーチ失格です。

参考:“世界に通用する指導力育成コーチ” 倉本和昌氏

今日もあなたにとって素晴らしい1日になりますように。

(^^)/て

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9.日本の新幹線

おはようございます!

いや~!やりましたね!日本代表!ワールドカップ初戦で勝利!これは凄い!

それにしても、3分にPK、退場って、かなりのアドバンテージをもらいましたね!サッカーはやってみないと分からない!

でも次のセネガル、そうとうやりますよ!!!がんばれ日本代表!

あっ!キッズのスペシャリスト、てっちゃんです。

“てっちゃん”と言っても鉄道のことはまるで分かりません。ですが、今日は新幹線のお話です。

毎週木曜日は、年少クラスのサッカーがあります。小さな子どもたちをレッスン前に集めたり点呼を取ったりトイレに行かせたりする時、ボールを持ちながら他の行動をさせるのは至難の業ですよね。毎回、どうしたものかと困っていました。指示命令することなく、子どもたちが自らボールを一か所に集められるには。。。

ひらめいたっ!!!

ボールの新幹線作ろう♪(^-^)

いえいえ、子どものアイデアです。

コートの隅にちょっとした壁と側溝があり、そこに並べてもらいました。

あら、きれい☆彡

でも、数人は、「俺のボールが先頭だ!」と他の子のボールを押しのけ、自分のボールを先頭車両にしたがるんです。(汗)

そこで、反対側を指差して「こっちも1番(先頭)だよ!」って言うんです。これで二人は一番になれます。三人目以降は、、、

どうにかうまくやってください。(笑)

ちなみに、小学生で本当に電車が大好きなT君に、新幹線じゃなくて何か良い電車ない?って聞いたら、少し考えて、、、

「作業列車!」

って答えました。

さすがです!(礼)

他の子は、こっちが運転手でこっちが車掌って教えてくれました。うーん、みんな詳しい!発想が面白いですね!

さて、あなたのチームではどんな工夫をしていますか?そして、どんな表現をしていますか?

もちろん、ゴールの中にシュートしておいで~♪でもいいんですが、新幹線を習慣付けしておくと、小学生になり試合会場に行った時に役立ちます✨

ベンチの後ろに足で線(線路)を引いておくのです。そうするとボールがきれいに並びます。

ただ、気が付くと線路が伸びてて、知らないうちに出発している時があるので気を付けてください。(笑)

今日もあなたにとって笑顔あふれる1日となりますように。

(^^)/て

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8.サッカーを通して学び、成長する②

おはようございます。今日もキッズに関わるコーチとその保護者向けの内容です。

サッカーは、素晴らしいスポーツです。なぜなら、サッカーを通して人生をより良く生きていくための大切な事を学べるからです。

サッカーはチームスポーツです。仲間と協力すること。自分の意見を伝えること。人の意見を受け入れること。一緒に目標に向かって努力することなどを学ぶことができます。

また、サッカーはミスのスポーツです。常にミスの連続です。ミスをした時に次にどうするかを考えます。味方がミスしたらどのように声を掛けるか。失点した時にお互いにどのように声を掛け合っているかで、そのチームの絆やチームの総合力が分かります。

ミスをしたって良いんです。失敗を恐れてチャレンジしないより、どんどんチャレンジしてたくさん失敗したほうがより多く学べるし成長出来ます。

「七転び八起き」

人生はそもそも浮き沈みが多い。多くの失敗にもめげずに、そのたびに奮起して立ち上がろう!って意味です。

あなたのお子さんは、あなたにガミガミ言われなくても、しっかりと周りのチームメイトとコミュニケーションを取り、自分の立ち位置を考え、時には対立し、時には譲り合い、心をコントロールし、周りを見ながら、自分で考えて行動できます。あなたのお子さんにもその力があります。ベンチスタートだって、2軍だっていいんです。そこで何かを感じ成長しようとしています。その伸びようとする力に蓋をしてしまうのは、いつも大人です。

日本サッカーの父と呼ばれているデッドマール・クラマー氏の有名な言葉があります。

「サッカーは少年を大人にし、大人を紳士にするスポーツだ」

サッカーを通して学べること。それは、社会性、協調性、道徳性、自主性、主体性、思いやり、感謝、優しさ、自己主張、問題解決能力、コミュニケーション能力、自ら考え決断し行動する力、リスペクト、自己肯定感、などなど挙げたらきりがありません。

あなたのお子さんがこの世に誕生した時のあの感動を思い出せば、サッカーでミスしたことなんて、大したことではありませんよね。

一歩離れて、子どもを信じ、応援しませんか。大丈夫ですよ。

今日もあなたにとって幸せあふれる1日となりますように。

(^^♪て

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7.サッカーを通して学び、成長する①

おはようございます!今日は、キッズ年代のサッカーコーチだけでなく、子どもがサッカーをしている親御さんにも読んでほしい内容です。

子どもがサッカーを始めるきっかけは、十人十色だと思います。ちなみに私は、小学校3年生で転校しその学校がサッカーがとにかく盛んで、友だちからの誘いを断りきれず嫌々始めました。それまでは、プロ野球の選手になりたいと思っていましたので。。。

さて、あなたのお子さんはなぜサッカーをしているのでしょうか?サッカーをすることでどのように成長してほしいと願っていますか?

更にさかのぼって、お子さんが生まれた時にどんな感情を抱きましたか?

這えば立て、立てば歩めの親心という言葉があります。子どもの成長を願っていない親はいません。

しかし、サッカーをしているのはあなたではなく、子どもです。サッカーを楽しみたいのに、ミスをしたら怒られる。他のもっと上手な子と比べられてダメ出しされる。自主練をやらないとチクチク言われる。もっと走りなさい!声を出しなさい!気合いを入れなさい!こうしろ!ああしろ!と指示命令のオンパレード。

「人を動かす」という著書で有名なデール・カーネギーは、「人は他人から指示されるとそれに従いたくなくなるが、自分から提案するとそれに従いたくなる」と述べています。

コーチからも親からも大好きなサッカーであれやこれやと言われたら嫌になります。サッカー嫌いになるかもしれません。

「好きこそものの上手なれ」

キッズ年代のサッカー指導では、まさにこれが王道です。サッカーを好きにさせることさえできれば、コーチとしての仕事の半分以上は、既に終わっていると言っても過言ではありません。

あなたのお子さんがこの世に誕生した時の感動や願いを思い出してみてください。サッカーでうまくいかないこと、ミスしたこと、ベンチスタートになったことなどはほんの些細な事だと感じませんか。

というか、それらの挫折や失敗が、人間を強くし成長させる。サッカーでそれらを経験できるのは、人生において相当プラスになります。

うまくいかない時こそ、成長する時なのです。

子どもの課題は親の課題ではありません。課題を分離しなさい!と、心理学者のアドラーも言っています。

 

あなたのお子さんも例外なく、自分の壁を自分で乗り越えられる。

 

しかし、そのためにはまずは親が成長する事が大切です。適度な距離感とサポートが大切です。親はそれを学び実践しなければならないのです。100点を取れる親はいません。私も失敗と反省の連続です。そう考えると、親は子どもに成長させてもらっているのかもしれませんね。

キッズ年代のサッカーコーチは、クラブの指導理念を保護者と共有することが何よりも大切です。なぜなら選手と一番多くの時間を一緒に過ごし、一番影響力があるのはコーチである“あなた”ではなく、“親”ですから。

ということで、今日はキッズに関わるコーチと保護者の皆様へ、大切なメッセージでした。

明日に続く。。。

今日もあなたにとって幸せあふれる素敵な1日となりますように。

(^^♪て

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6.てっちゃん、キレるの巻

おはようございます。今日は、てっちゃんコーチがチームメイトに “キレた話” です。

私はドイツの8部とか9部?くらいのチームでプレーしてました。(もう20年くらい前ですが)

よくタックルされて、2メートルも3メートルも吹っ飛ばされてました。でも、一番ショックだったのは、味方と完全にアイコンタクトが取れているのに、パスを出してくれなかったこと。

チームメイトに信頼されていないと、パスが全く回って来ないのです。ピッチでただフラフラ走っているだけ。これは精神的にキツかったな~。

練習でも試合でも自分が仲間外れにされている感じ。

そしてある練習の日、もうどうにも我慢できず、私、キレました😤

何で俺にパスを出さねーんだよ!いい加減にしろよ!フリーなんだからパス出せよ!とか、自分でも何て言ったか覚えてません(汗)

チームメイトは今まで大人しかったテツがいきなり発狂したものだからびっくり!

しばらく時が止まりました。😅

でも、その日から状況が一変。パスが回って来るようになったのです!考えてみれば当然なのですが、以前の私は自己主張することなく要求もすることなく、ほとんどだまってプレーしてました。

これは、サッカー以外も同様です。

日本では周りの人が気を遣ってくれて声をかけてくれますよね。ドイツでは、良い意味でも悪い意味でも『こういう人なのね!あなたは。』とリスペクトされる。

どんな服を着ようが、何を食べようが、同性を好きになろうが、いい歳して無職だろうが、どんな生き方をしようが、それが尊重される文化が根付いている。

言い方を変えると「自由」なんです。でも、自分でそれを選び行動しているので、全てが自分の責任です。だから、子どももどんどん自立していくのです。日本の中高生とヨーロッパの同じ年代の子どもは、全然違います。それこそ、子どもと大人。

まず、自分の意見をしっかり言える。コミュニケーションが取れる。自分の責任を理解し、自由に生きている。

日本では自分を押し殺し、周りに合わせるのが美徳とされる風潮がありますが、ドイツでだまっていると意見が無い人=無能な人だと思われて相手にされない。スポーツでも仕事でも社会がそうなっています。

ピッチで自分を表現しないとピッチにいないも同然。

自分を表現しない→いないも同前→パスが来ない。という図式です。

そして、ある時キレて自分を表現し、パスを要求しまくったら、どんどんパスがまわってくるようになった。

自分を表現、要求する。→パスがまわってくる。→プレーの機会が増える→信頼される。→楽しい!という図式です。

なんだか人生に似ていますね。

サッカーを通して生きる力を育むのであれば、ピッチで自分を自由に表現させましょう。親やコーチをチラチラ見ながらプレーするようでは、自由にプレーしているとは言えません。

自分をどんどん表現し、失敗が許される環境作りがキッズ年代では大切です。

今日もあなたにとって幸せな1日になりますように。

(^^)/て

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5.個性×自己主張=サッカーの上達

おはようございます。サッカーの指導をするにあたって、個性を大切にしたい!と思っているてっちゃんコーチです。

私は自分自身のことを普通の人だと思っているのですが、周りからは変わり者の烙印を押されています(泣)

確かに、ドイツ留学中にベルリンマラソンを走ったり、シベリア鉄道でロシアのユーラシア大陸を横断したり、飛行機を使わずにバス、列車、ヒッチハイクなどで日本までシルクロードを2カ月以上かけて帰ってきたりしましたけど。。。

日本では、人と違うことを言ったり行動したり枠から外れると変な目で見られたりしますよね。

ドイツだと個人をとてもリスペクトしていると感じます。あなたはあなた。私は私。のような感覚です。あなたの意見はこうだね。でも私は違う。私はこう思う。と、ハッキリしている。

日本人のように迎合することはあまりない。それが自分の意見をしっかりと持つということでもあり、ドイツでは子どもの頃からそのように教育されているようです。

日本では、自分の意見を全面に押し出すというよりは、周りの人たちはどう考えているのかな?と忖度し、丸く収めようとする。教育においても協調性や和を大切にする。

私は、日本人だし、日本的な考え方が好きです。でも、世界に視野を広げると、自己主張しないと何も始まらないことも知っているし、苦い経験もたくさんしてきました。

例えて言うなら、ドアの扉はノックしなければ開かれることはないということです。そのかわり、ノックすれば必ず開かれます。

「叩けよさらば開かれん」

という言葉があります。その意味は、①ひたすら神に祈れば神は必ずこたえてくれるということ。(聖書より)そして②迷わず積極的な行動をとれば、おのずと道が開ける。ということです。

さて、話が脱線しましたが、サッカーでもピッチ上で自分を表現することが大切です。個人の表現がチームの表現となり、やがて地域、更にその国独自のサッカーとなります。

ドイツとオランダ、隣同士の国なのにサッカーが全く違う。それは個人の、そして国民のメンタリティーがサッカーに色濃く反映されているからです。

キッズ年代の指導者が常に心掛けること。それは、一人ひとりの個性を大切にすること。そして自己主張をさせること。それがサッカーの上達につながり、自分で人生を切り拓くことにもつながります。

私は、キッズ年代から個性を大切にした指導をこれからも心掛けていきます。

ちなみに、サッカークリニックの7月号で公田SCの冨田さんとの対談の様子が掲載されています。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1712343525513501&id=100002136114011

是非、手に取って読んでみてください。

明日は、てっちゃんがドイツで試合中にキレた話です。お楽しみに!

今日もあなたにとって感謝のあふれる1日となりますように。

(^^)/て

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4.カルチャーショック

おはようございます!

今日はドイツでカルチャーショックを受けた話です。

私は、日本体育大学の交換留学生として4年間ドイツのケルン体育大学に行き、サッカーの指導方法を学びました。食事や生活、言葉の面など、普段生活するのも日本とはかなりの違いがあってとても戸惑いましたが、中でも一番カルチャーショックだったのがサッカーです。

ケルン体育大学の敷地内にあるフットサルコートや、ヤーンビーゼというピッチが5・6面?くらい取れる公園では、ドイツ人だけでなく様々な国籍の人たちが集まり、サッカーを楽しみます。

知らない人が集まって、その場でチーム分けしてミニゲーム(試合)を楽しみます。日本で言うと個人フットサルみたいなイメージでしょうか。でも、そのミニゲーム、決して遊びじゃないんです。本気なんです。

シュートを外したら「シャイセー!」(くそー!)って大声で叫ぶし、味方にも自分自身にも物凄く厳しい!

キーパーと1対1の状況になったら、日本なら遊びますよね。股抜きしてやろうか、抜いてやろうか、なんて。

ドイツでは、ゴールキーパーの顔面めがけて弾丸シュート!って結構普通です。

((゚□゚;))

ゴールまで多少距離があっても、シュートコースが見えたら狙ってきます。

そのシュートがゴールの枠をとらえられなくても、よくやった!とか、いいぞ!って言われます。

シュートに関してはどんどんチャレンジしよう!でも、他のプレーでミスすると、「テツ!何やってんだ!」って怒られます。

試合後にみんなで握手をしますが、試合中散々怒られたので、やべー、また怒られる~ってビビっていたら、

「テツ!ナイスプレー!ビール飲みに行くぞ~!」

って、あれっ!?あんなに怒ってたのに。。。

どうですか?日本では考えられない遊びのサッカーですよね。

いや、そもそも遊びのサッカーってなんなんでしょう。もしドイツ人が日本に来て、個人フットサルに参加したら、私と同じようにカルチャーショックを受けるでしょうね。(逆の意味で)

なんで戦わないの?勝ちたくないの?悔しくないの?となるはずです。

サッカーの楽しみ方や考え方は、ドイツと日本でこれだけ違います。そして、国によって違います。

それらの違いが見れるのが『ワールドカップ』です。どんなプレー、どんなサッカーが見れるのか楽しみですね!

では、今日1日があなたにとってハッピーな1日でありますように!チュース!

(^^)/て

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3.ドイツ人と日本人の違い

おはようございます!

今日はドイツ人と日本人の違いについて、私が感じた所をお話します!

ドイツと日本の子どもたちを指導して一番違うと感じるのは、本気度、戦う姿勢、負けず嫌い、球際の激しさなどでしょうか。

ドイツの子どもたちは、相手に抜かれたら追いかけていって後ろからスライディングして転ばすくらいのプレーをしますし、練習の中でのミニゲームでも負けたら泣きます。

彼らにとってはそれが普通で、それが楽しいし、それこそがフットボールなんです。

ドイツ人と日本人。

そもそもメンタリティー、サッカーに対する考え方、楽しみ方、どんなプレーを大切にするかなどの価値観も全然違います。どちらが良い、悪いではありませんが、違いは明らかです。日本を外から見て、日本の良いところもたくさん再確認できました。

日本人の子どもたちは「練習始めるよ!集まれ~!」って言うとみんな当然集まりますよね。でも、ドイツでは集まってくれません(>_<) スペインや他の国もそうみたいです。

と言うか、むしろ日本人が世界の中では特殊なんだと思います。(良い意味で)

ちなみに、電車が遅れることなく時間どおりに来るのは日本では当たり前ですが、外国から見ると奇跡です。数分遅れただけで、すみませんとアナウンスされるなんて凄すぎます。私がシルクロードを旅した時は3日遅れで列車が来ましたから(笑)

では、また明日!

今日1日があなたにとって素敵な1日になりますように!

(^^)/て

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2.ドイツで指導者人生スタート

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私のサッカーコーチとしてのスタートは、ドイツの5.6才の子どもたちでした。ドイツ語もろくに話せないし、指導経験も無いのに、私を監督として受け入れてくれたことに感謝しています。

子どもの指導をしたい!という情熱を買ってくれたのでしょうか。奥寺さんが1FCケルンで活躍していた過去があるにもかかわらず、日本人もサッカーするの?って何度も言われたことがあります。ですので、なんで日本人の監督なんだよ!って納得していない親御さんも数人いて肩身の狭い思いをしたことも事実です。

ドイツでは、5.6才のチームでもホーム&アウェイで年間のリーグ戦があります。試合結果と順位は地元の情報誌に掲載されます。スポーツやサッカーを取り巻く文化の違いを感じますよね。

そう言えば、コーチ会議でアウェイの日程を聞いてたのに、すっかり忘れててすっぽかしてしまった事もありました。もちろん、ダイレクターからも相手チームの監督からもかなり怒られました(涙)

子どもが一生懸命ジョーク(オチのある短い話)を話してくれるんですけど、そこまでドイツ語を理解出来ないので笑ってあげることができず、場がしらけてしまうこともたくさんありました。話が終わり「テツ、笑わないの?」「えっ!?ハハハ、、、」みたいな。

冬はグランドが凍ってしまい、使えなくなることもあるので、体育館で練習することもあります。平均台の上を競争させて、転んで腕を骨折させてしまったこともありました。今考えると未熟だったし、なんて無謀な指導をしてたんだろうって反省しています。

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