105.チームは生き物

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、チームは生き物!?という話です。

これは是非とも保護者の方にも知っておいて欲しい内容です。

チームは、第1段階から第4段階へとまるで生き物のように成長していきます。

 

【第1段階 形成期】

この時期は、お互い様子見の時期です。まだ誰がどんな人か分からない事もあり、自分を出せずにいます。この時期に何かに取り組んだとしてもお互い他人任せの状態なのでうまくいかないと思った方がいいでしょう。

【第2段階 混乱期】

この時期は、自分を主張する時期で意見がぶつかり合います。もちろん、それは裏を返せば本気になってきた。真剣になってきたということ。ケンカも絶えません。

【第3段階 標準期】

この時期は、個人の役割がはっきりして小さな成功体験をすることができます。成長したい!という意思がチーム全体に広がります。うまくいくこともいかないこともあります。

【第4段階 達成期】

この時期は全員が本気になっています。ベクトルが同じ方向に向いて一枚岩となっているのでどんどんチャレンジし、大きな成果を生むことができます。

 

各学年の1年間を想像するとどのようにチームが変遷していくかイメージできると思います。

小学校6年間で考えると6年生のある時期からは第4段階に入ります。

1年間、あるいは6年間のスパンを考えると、チームは人生と同じで良い時もあれば悪い時もあります。

そして、大切なのは第2段階を飛び越して第1から第3にいくことは無いということです。

つまり、第2段階の意見のぶつかり合いは、成長するために必要不可欠なのです。このぶつかり合いが小さければ、第3段階での成長も小さいものとなります。

逆に、激しくぶつかり合ってお互いの意見を出し合うことができれば、第3段階は素晴らしい成長が約束されます。ぶつかり合うのは、本気や真剣さの証拠だからです。

チーム同士ですぐに言い争いやもめ事がある。。。

それをどう考えるかでその後の成長が決まります。

 

今日1日があなたにとって悔いのない1日となりますように。

 

(^_-)-☆て

 

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104.理想的なキッズ指導の心構え【遊び編】

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日はキッズ年代のサッカー指導においての「遊び編」です。

毎回お話していますが、サッカーはスポーツです。

スポーツとは体育ではありません。

詳しい説明は避けますが、体育は体を鍛える意味が深い教科です。

それに対し、スポーツは遊びです。

つまり、

 

サッカー = スポーツ = 遊び

 

なんです。

そして、

遊び = 学び

となります。

幼少期の子どもたちは、何をどのように学ぶのでしょうか?

それは、

 

生きる力(人間力)の根っこを「遊び」から学ぶのです。

 

幼稚園や学校で机に向かって勉強を学ぶのではありません。

もちろん、そのような時間が必要なこともあるかもしれませんが、基本的には外遊びや中遊びなどを織り交ぜた「遊び」から様々なことを「学ぶ」のです。

サッカーはチームスポーツです。

個人競技とは違い、仲間の大切さを学ぶことができます。

そして、意見のぶつかり合いもリアルに体験することができます。

感情と感情のぶつかり合いから、時には人を傷つける言葉を発してしまうこともあるかもしれません。

失敗や反省、気づきや学びを得て成長するのです。

 

「自分を理解し、他者を理解する」

 

今後訪れる正解のない激動の時代において、自分の意見をしっかりと主張しながら他者も理解し、お互いに成長していく。

人と協力することでパスもドリブルもシュートもうまくいき、勝利につながる。

失敗から学ぶことで成長する。

子どもは遊びながら学びます。

大人から「あーやれ、こーやれ」と言われながらの遊び(サッカー)は必要ですか?

遊びに指示・命令は必要ですか?

かと言って「教える」ことはしないのか?と言われればそうではない。

二項対立ではないのです。

 

「サッカーを通して成長すること」

 

その本当の意味を理解してほしくてこのブログを書いています。

 

今日1日があなたにとって嬉しいニュースが飛び込んでくる1日となりますように。

 

(^_-)-☆て

 

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103.ママ~!この人だれ? えっ!?パパだよ。

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日のテーマは深刻な内容です。。。

 

夏休みに家族で数日間旅行に行くことができました。

いつもは子どもと接する時間があまりないので、会話もスキンシップも多く取ることができて幸せな気持ちになりました。

それはそれは私たち家族にとって、本当に貴重な時間となりました。

仕事を含め、人生のステージには様々な段階があります。

ベルマーレでコーチをやっていた時は、毎朝5:30の電車に乗り、帰りは夜10時でしたので子どもの寝顔しか見ないという生活が数年間続きました。

一番大変で一番大切な子育ての時期に何もできなかったわけです。

なので妻には頭が上がりません。感謝しています。

しかも、サッカーコーチの仕事のメインは週末。

自分の子どもではなく、他の子ども(チームの子ども)を見ることになります。

こんなに子どもと接する時間が少なかったのに、

「ママ―!この人だれ?」「えっ!?パパだよ」

とならなかったのは妻のおかげです。

いえ、いえ、実は、子どもは言葉を発していない(まだ喋れない)だけで、ほぼそうなっていました。

働き盛りの頃と子育ての時期は重なることがどうしても多いようです。

働き方改革!?ってよく分かっていませんが、

「自分の人生は自分で切り開くもの」

「トライ&エラーが大切」

「失敗から学び成長する」

といつもサッカーを通じて子どもたちに伝えています。

だからまずは、自分がそうしなきゃ!と心に決めています。

ただ、人間の脳は「変化を嫌う」ことと「少しずつしか変われない」という特性があるらしいです。

そんなことも踏まえつつ、世のため、人のために自分の使命を果たしていきます。

あなたも子どもとの時間を大切に!

 

今日1日があなたにとって幸せを感じられる1日となりますように。

(^_-)-☆て

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102.人間性=プレーの質

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、あなたも何となく感じている「人間性とプレーの質」の関係です。

もう気が付くと20年以上サッカーの指導をしていますが、やっぱりそうだよな!と思う事があります。

それは、

人間性=プレーの質

という事です。

例えば、私がミニゴールを運んでいる時に、「コーチ~!手伝うよ~!」と駆け寄ってくれる子ども。

例えば、試合会場に向かう時にチームの荷物(ビブス・ブルーシート・テントなど)を積極的に持ってくれる子ども。

そのような子ども(選手)はチームに大きな推進力を与えてくれます。

 

とは言うものの、全ての子どもがキッズ年代で上記のように行動出来るとは限りません。

でも、いいんです。一人ひとりの成長のスピードは異なります。そのうち気付き、だんだん成長していきます。

ただ、コーチがその視点を持っていることが大前提となります。

 

子どものちょっとした

 

良い行動にフォーカスをする

 

そして承認する

 

それがチームに浸透していけば、共通理解が深まります。

一人がみんなのために、

みんなが一人のために、

行動できるようになります。

 

魅力的なチームにならない訳がない!ですよね。

 

人間性とプレーの質がどんどん向上している

 

それが最近、目に見えるようになってきて、嬉しさと幸せを感じているてっちゃんです。

私たちコーチ陣は、「人間性とプレーの質」に価値を置いています。

だから子どもたちの良い言動に気付き、敏感に反応してしまいます(笑)

私たちコーチ陣も子どもたちに成長させてもらっています。

皆様のお陰です。ありがとうございます。

 

今日1日があなたにとって素敵な1日となりますように。

(^-^)/て

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98.「反感を持たれずに認めてもらえる伝え方」を3年生がマスターしている件。(360度フィードバック)

おはようございます!キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日はしらゆりでいつもやっている、いいとこメガネ・アドバイスメガネのうち、アドバイスメガネについてお伝えします。

 

先日お伝えしましたが、練習や試合後には全員で円形を作りミーティングをしています。

人の良いところを見つけて伝えるだけでなく、もっとこうした方がいいよ!というアドバイスやリクエストも伝えます。

 

これは、360度フィードバックと言います。

誰もが誰からでも意見をもらい、誰にでも意見を言うことのできる環境です。

 

チームが目指すべき理想の形を毎回、全学年が行っています。

 

例えば、プレーに関してだと、、、

ドリブルばかりしている仲間にパスも出して欲しい!

それをミーティングで伝えるのです。

その伝え方が大切。

どちらの方が言われたときに受け入れやすいでしょうか?

例1)

A君はいつもドリブルばかりしているから、ボールを取られて負けちゃうんだよ。もっとパスを出して欲しいんだけどな!

例2)

A君はいつもドリブルしててすごく上手だから、仲間を見てパスも出来たらもっと上手になるし、みんなで勝てるようになるよ!

前者はまるでドリブルすることがNGのように聞こえてきませんか。

後者はドリブルを認められてからの話なので受け入れやすい。

この伝え方のちょっとしたコツは大人になっても必要です。

最高の形は、アドバイスやリクエストを褒め言葉・感謝でサンドイッチすることです。

 

①褒める・認める・感謝

②アドバイス・リクエスト

③褒める・認める・感謝

 

誰かに何かを伝えたい時に使ってみてください。

あなたは、どんな場面で使いますか?

 

今日1日があなたにとって幸せの和が広がる1日となりますように。

 

(^-^)/て

 

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96.子育てで「もうイヤ~!」となった時にやるべきたった1つのこと

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は子育てで子どもも親も「どうしていいか分からない!」「助けて~!」ってなった時の話です。

子育てをしていると、親は子どもに対して「もうイヤ~!」となってしまうことがありますよね。

私もしょっちゅうです(汗)

感情的になってしまうこともあります。

でも、少し時間をおけば冷静になってくる。

感情的に怒ってしまった自分を反省する。

そんな時にやるべきことがあります。

「ごめんね!」そして「大好きだよ!」と声をかけながら子どもを抱きしめるのです。

「7秒間抱きしめる」

日本キッズコーチング協会では、7秒間抱きしめることを勧めています。

親に抱きしめられると、子どもは幸福感に包まれ幸せホルモンと言われている「オキシトシン」が分泌されます。

子どもはあなたからの愛情を求めています。

子育てで悩んだ時、どうしていいか分からなくなった時、愛の言葉をかけながらギューっと抱きしめてください。

自分は大切にされている。

ここにいていい存在。

生まれてきて良かった。

という感情になり、自己肯定感も上がります。

ところで、脳の中の記憶を司る海馬は2・3才までは発達しないので、何かを覚えることは出来ません。

しかし、スキンシップの記憶だけは残っているそうです。

赤ちゃんも同様にとにかくたくさん抱きしめてくださいね。

うちの長女は大きくなってきたので、抱きしめる機会は少なくなってきました。

あなたも今のうちだけですよー☺️

子どもはすぐに大きくなりますからね。

つまり、「もうイヤ~!」となってしまった時はもちろん、出来れば毎日抱きしめて声をかけましょう!

というお話でした。

今日1日があなたにとって大切な1日となりますように。

(^-^)/てつ

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95.Jリーグでもブンデスリーガでもない。啐啄(そったく)リーグです!

おはようございます!キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、子どもの主体性を育む年間リーグについての話です。

川崎市の FC JUNTOS さんが主催する啐啄(そったく)リーグです。

これは、啐啄同時(そったくどうじ)という言葉からきています。

鳥の雛が卵の外へ出ようと殻を内からつつくことを「啐(そつ)」

母鳥がそれに応じて殻を外からつつくことを「啄(たく)」

と言います。

両者が一致し、同時であってこそ雛は誕生することができます。

サッカーにおいては、子どもが内発的な動機により主体的に自ら向上しようとする。

コーチはしかるべきタイミングでコーチングして積極的・計画的に子どもを成長させる。

コーチの声掛けは、啐啄と同じで早過ぎても遅過ぎてもダメなのです。

もちろん、多すぎても少なすぎてもダメ。

だから、コーチングは難しいのです。

実は、コーチが一番成長さえてもらっているのかもしれません。

このような考え方を基にして啐啄(そったく)リーグは開催されています。

その日のタイムスケジュールが本部に貼ってある。

それだけ。。。(笑)

子どもたちは、時計を見ながら何時からどのコートで試合かを確認しながら試合を楽しむ。

遊びに夢中になって、試合に間に合わない。。。(いつもすみません)

審判はいません。(セルフジャッジ)

だから当然言い争いや、ちょっとしたケンカが起きる。

それがいい。。。(笑)

1カ月に1回、このようなリーグ戦があるのは本当にありがたいです。

彼らは、自己主張やタイムマネージメントだけでなく、他のチームからの刺激を受けて人間力に磨きをかけています。

さらに、しらゆりでは、、、

5年生が3年生を電車・バスで連れて行きます。

乗る電車を間違えたり、降りる駅を間違えたり、道に迷ったりと、

トラブルも多いですが、そこでどのように対処するかが大切です。

車に乗って到着するのと、ハラハラドキドキ、未知に迷ったら人に聞きながら到着するのとでは、天と地の差です。

その経験が数年後、あるいは将来必ず活きてきます。

公共のマナーやルールなど、そこから学ぶことは非常に多いです。

もし、迷惑をかけていたら叱ってください!

今日1日があなたにとって最高の1日となりますように。

(^_-)-☆てつ

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94.試合後24時間はプレーの話は禁止!?(24時間ルール)

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日はアメリカの取り組み(24時間ルール)についての話です。

アメリカでは、保護者向けにとても興味深い取り組みがなされているようです。

それは、保護者は試合後24時間は、子どもとプレーの話をしてはいけない。

というものです。

24時間ルール サカイク記事より

 

想像してみてください。

試合後あまり活躍できなかった子どもが、帰りの車の中でお父さんに怒られているシーン。。。

お前のプレーのあれがダメ。これがダメ。

ダメ出しの連続。

「お前はやる気があるのか?」

「ないならサッカーやめろ!」

子どもは自分の失敗は自分が一番分かっています。

それを言われて子どもはどのように感じるのか。

そもそも人間は、

 

「失敗から学び、成長する」

 

そのことを忘れてしまっています。

ひどい場合には、帰りの車を待たずに試合後すぐに子どもに説教することもあるかもしれません。

もっとひどい場合には、試合中に罵声を浴びせるかもしれません。

 

子どもはあなたにアドバイスを求める!?

 

それは本心でしょうか?

あなたの言っている事とコーチが言ってる事は同じでしょうか。

子どもにアドバイスを求められ、安易に答えることで自分で考える力が育つでしょうか?

出来ないことを出来るようにすることは大切です。

キッズ年代では、出来たプレーをもっと出来るようにする。

それをストロングポイントにする。

その方が「快感情」も加わり自然とプラスの方向に向上していきます。

もし、あなたが我慢出来ずに怒ってしまうのなら、24時間ルールも有効です。

 

今日1日があなたにとって子どもの長所を認められる1日となりますように。

 

(^-^)/てつ

 

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92.人の好い所を見つけて伝える「いいとこメガネ」

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、しらゆりでいつも練習後や試合後にやっている“いいとこメガネ、アドバイスメガネ、感想”から、「いいとこメガネ」についてです。

これは、CMを参考にしてナッチコーチが取り入れ、全学年でやっているミーティングの一種です。

 

まずは、みんなの顔が見えるように円形に立ってサークルを作る。

この立ち位置も大切です。円形を作るために、仲間を見て自分がどこに立てば良いかを考えなければいけないからです。

実は、これが試合でのポジショニングにも非常に関係しているんです。

隣の人や円の形を見ながら自分の立ち位置をすぐに決められる選手は、試合中のポジショニングがいいです。考えながら動ける選手です。

迷っている仲間に、「ここ入っていいよ!」と言える選手も素晴らしいです。

3年生くらいになると、綺麗な形の円がすぐに作れるようになります。

円の形が整ったところで、その日の仲間の良かった点を手を挙げて発表していく。

例えば、◯◯君は僕にいっぱいパスしてくれた。だからシュートを決めることができた!

パチパチ~拍手!

サッカー以外のいいとこメガネもたくさん出てきます。

僕が一人でミニゴールを運んでいたとき、◯◯君が助けに来てくれた!

パチパチ~拍手~!といった感じです。

私一人が気づく子どもたちの「よい所」には限界があります。

でも、子どもたちに発表してもらうと、実にたくさん出てきます。

「そんなことがあったんだ!」「そんな言葉や行動、気が付かなかったな~」

と感心してしまいます。

 

「人の良い所に目を向けて、しっかりと伝える」

 

この習慣は、周りの人たちと生きていく上でとても大切な力です。

誰しも人間関係で悩むことが多い。

それは脳科学的にも、どうしても人は「違い」に目を向けてしまうし、

自分と違う=良くない事

と捉えてしまう傾向があるからなのです。

 

キッズ年代から常に人の良い所を探す習慣を持つ

 

そんな狙いがあります。

 

それともう一つ。

それは、

 

「人前で自分の意見を伝える自己主張」

 

です。

この年代から

 

自分の意見を持つこと

 

 

それを人に伝えること

 

をトレーニングしているわけです。

グローバル社会の到来を見越して、私たちが今できるアプローチの一つです。

 

ちなみに、誰かが意見を発表すると必ず全員で拍手をプレゼントします。

その拍手が小さいとやり直しをさせる場合もあります。

小さい拍手はもらっても嬉しくないですし、

大きな拍手は “場のエネルギー” を上げる効果があります。

 

アドバイスメガネについては後日。。。お楽しみに。。。

 

今日1日があなたにとって人の良い所を見つけて伝えられる日となりますように。

 

(^_-)-☆てつ

 

★伊勢原に国産木材でスタジアムを作る★

 

 

91.全ての選手に出場機会が与えられ、真剣勝負から得たものとは。

おはようございます。キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は3年生の公式戦からの話です。

この日は、市内のチームが集まり年に1回の公式戦でした。

対戦相手には、同じ学校、クラスメートがいるので、子どもたちのモチベーションはMAX。

学年が上がっていくと、バランスを見ながらのメンバー選考になることもあるが、今日は全員が出場しました。

スタメン、ポジション、ゴールキーパーは自分たちで決めます。

ベンチからは、「勝つのはお~れた~ち~!しらゆりな~のさ~♪」と応援歌が聞こえてきたり、失点の瞬間には、「ドンマイ、ドンマイ!切りかえていこう!」と声を掛けたりしています。

失点とは、誰かのミスによるものがほとんどだが、誰もその人を責めることはない。

それどころか、

「もっとこうして!」とか「そういう時はこうするんだよ!」と試合中も試合後も話していました。

で、試合に負けても、「次、絶対勝とうぜ!」とみんなで声を掛け合っている。

泣いて悔しがっている子もいる。

試合が終わるとそれぞれご飯を食べたり、ボールで遊んだりしているが、

いつの間にか集まって自分たちでミーティングをしている。

普段はあまり目立たない子も、今日はいつも以上にボールを追いかけていたし、戦っていたな~。

その中でも特に☆キラリと光る選手がいました。

彼はポテンシャルを十分に発揮し、しらゆりの中心選手へと一気に成長しました。

今日の試合は、彼の人生にとってもターニングポイントとなったはずです。

更に嬉しかったのが、保護者の応援が一体感があり、素晴らしかったこと。

「保護者の応援を見れば、そのチームがどういうチームか分かる」

と以前先輩指導者が言ってましたが、その通りだと思います。

みんなが一か所に集まり、声援と拍手が常に送られている。

前半が終わって拍手。後半が終わっても拍手。負けても拍手。

お父さんたちも審判の手伝いをしてくれて、チームをサポートしてくれて、感謝しています。

えっ!?結果ですか?

0勝3敗で、最下位です。。。

今日はチームとしても、選手一人ひとりをみてもものすごく成長を感じた1日でした。

結果が出ると嬉しいですが、選手たちの成長を感じることができるのが、私たちコーチの一番の喜びです。

子どもたちは感動的な試合をしてくれました。そして保護者の皆様は、子どもたちが前向きにチャレンジできるような雰囲気を作ってもらいました。

感謝と喜びにあふれる1日でした。

ありがとうございました。

P.S. ある女の子は1試合目が終わった後、みんなに「ドリブル!」とか「パス!」とか言われたからどうしていいか分からなくなっちゃった。。。と言っていた。それで、そうだったんだ。そりゃあ分からなくなるよね。と言った後、それで次の試合はどうしようか?って質問したら、「次は自分で決める!」と心強い返事が返ってきました。もちろん、その後の彼女のプレーからは「決断」と「意図」を読み取ることができました。

今日1日があなたにとって感謝と喜びにあふれる1日となりますように。

(^-^)/てつ

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