53.説教?指導?それとも。。。?

おはようございます!キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日はキッズの指導で私が心掛けていることをお伝えします。

それは、

言葉の選び方、

話の内容、

話の長さです。

幼児や低学年の指導は、高学年や中高生とはまるで違います。特に話が通じるか通じないかの差は大きいです。

例えば、「集合!」よりも「集まって~」の方がいいし、「整列!」よりも「並びっこ!」、「円になって!」ではなく「みんなで丸くなろう!」の方が分かりやすい。

幼児に「こちらのチームの勝利!」って言っても「しょうり」って何?

となります。

だから、「かち!」「まけ!」がいいですよね!

良いことは「マル!」ダメなことは「バツ!」

良い言動には「グリーンカード」ダメな言動には「イエローカード」

など簡単な表現方法が分かりやすいし、心に入ります。

ところで、キッズの指導で子どもを立たせたまま、10分も20分もずっ~と話しているコーチをたまに見掛けます。

当然ですが、子どもはもちろん右から左に流してます、、、(汗)

そもそもそんなに集中力が無いし、言葉もそこまで理解出来ません。

だったら、遊びません?

コーチがたくさんいて、代わる代わる一人ずつ順番にコーチが話をし、子どもはありがたく聞いている。

それ、必要でしょうか?(時には必要な場合もあるかな~?)

いずれにしても、コーチの自己満足にならないように心掛けたいです。

子どもはコーチの話を聞くより遊びたいんです。

「話は子ども同士で!」

話は、コーチがするより子ども同士で話し合いをする方がよっぽど有意義です。子どもだけで作戦会議をやると面白いですよ。大人では絶対に思いつかない作戦がポンポン出てくる。いや、その作戦は無理だな~って思うけど、おー!いいね~!やってみよう!と話しに乗っかる。

コーチが子どもたちに話をするときは面白おかしく伝えたいですね。そして、質問しながら考えてもらう。コーチは子どもより偉いわけではないので、ファシリテーター(まとめて導く役)に徹すればいいんです。

キッズ年代では、コーチの話の時間は短い方がいい。練習時間も長くなくていい。

練習は、朝から夕方までダラダラやるより、1時間集中してやった方がいいです。

サッカー以外のことをたくさんやってください。その方が人生、豊かになりますよ!

以上、まとめると、

・コーチの話は簡潔に!

・なるべく簡単な言葉を選んで!

・子ども同士の話し合いの場を設ける!

・コーチはファシリテーター役に徹する!

・練習時間は短く集中して!

・サッカー以外の経験も大切にする!

今日もあなたにとって気付きや学びの多い1日になりますように!

(^^)/て

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51.理想的な低学年の指導

おはようございます!キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、ゴールデンエイジを迎える前に押さえておきたい低学年指導の4つのポイントについてです。

 

①自分の意志で取り組む気持ちを育む

 

②外発的動機づけや他者との比較はNG

 

③自分を表現することの大切さ

 

④試合におけるアプローチの方法

 

詳しくは、2018ジュニアサッカークリニックに記事を書いていますので、是非ともご確認ください。

 

WEB版

https://www.bbm-japan.com/_ct/17193469

 

2018ジュニアサッカークリニック

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF-Soccer-clinic-8%E4%BA%BA%E5%88%B6%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%AE%E8%B3%A2%E3%81%84%E6%B4%BB%E7%94%A8%E8%A1%93%E3%81%A8%E7%B7%B4%E7%BF%92%E6%B3%95-B-B-MOOK1410/dp/4583625502

 

 

今日1日が、過去を振り返り新しい一歩を踏み出す1日となりますように!

(^^)/て

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40.スモールステップを言語化する

おはようございます!キッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日は、子どもに何かを伝えるときにスモールステップを使うと良い!って話です。

スモールステップとは、獲得させたい動作などを細かく細分化して、階段を1歩ずつ登っていくように伝える方法で、アメリカの心理学者スキナーが提唱しました。

 

例えば、「小さな子どもが一人でパジャマを着る」

とした場合、いきなり一人で最初からは無理なので、、、

 

ステップ1 両腕を通してあげて、頭を抜く所だけ自分でやる

(やったね!できたね!すごーい!とできたことを認める)

ステップ2 両腕を肘まで通してあげて、自分で頭を抜く。

(同じくできたことを認める)

ステップ3 片腕を肘まで通してあげて、もう片方の袖を自分で通して頭を抜く。

(すごい!かたほうの手から最後まで自分で着れたね!と認める)

ステップ4 自分で片袖ずつ通して頭を抜いて一人で着る。

(すべて自分でパジャマを着れたことを認める)

(できない箇所があれば、前のステップに戻る)

という感じです。

 

サッカーの場面で考えてみましょう!

 

キッズ年代の子どもたちが相手をかわして前に行く(シュートする)のは難しいテクニックですが、これもスモールステップを使えば簡単です。

 

自分がボールを持っていて、相手が取りに来る、相手をかわしてシュートというシーンを取り上げてみましょう。

 

ステップ1 「見る!」

(相手を見る)

ステップ2 「横!」

(横に行く)

(相手をかわす)

ステップ3 「前!」

(前にいく)

(そしてシュート)

 

「見る」→「横」→「前」を子どもたちと言語化して皆で声に出してから練習に入りました。

すると、どうでしょう!相手をかわしてシュートする場面がたくさん増えました!

相手をかわしてシュートするんだよ!って言っても、なんのことだか分からない子どもはたくさんいると思います。

でもこのように、動きを細分化して言語化してやってみるとシンプルで分かりやすく理解できます。

 

そして、このスモールステップの本当の意味とは、、、

 

 

子どもがどの段階でつまづいているかをコーチが理解できる!

 

そして、

 

一人ひとりの課題を抽出して個別にアプローチできる!

 

 

ところにあります。

 

ボールが来たら適当にボカ~ンと蹴ってしまう子どもっていますよね。

そんな子には、ステップ1は何だっけ?って聞けばいいんです。

そうだよね~!「見る!」だったよね~!

よし、やってみよう!

そして、その子が少しでも相手を見れたら、、、

「すごーい!〇〇君、今、相手を見てたね~!」

「それだよ!それ!」って認めてあげれば、ステップ1は完了!

そんな具合です。

 

応用編としては、

「見る」→「横」→「横」→「横」→「前」など、相手を左右に揺さぶってから前に出るプレーも提案できます。

 

算数も同じこと。分からなくなった箇所が必ずあるので、そこまで戻ればいいんです。

 

最後に注意点。

 

決して焦ってはいけない!

 

ということです。

 

今日1日があなたにとって、子どもの成長を喜べる1日になりますように!

(^^)/て

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37.君にも打てる!ファイヤートルネードシュート!

おはようございます!キッズのスペシャリスト、てっちゃんです。

今日はあなたにも誰にでも、実は、ファイヤートルネードシュートが打てる!という話です。

ファイヤートルネードシュートは、サッカーのアニメ”イナズマイレブン”に出てくるシュートです。キャプテン翼で言えば、”タイガーショット”とか”ドライブシュート”みたいなイメージでしょうか。

さて、先日の3年生の練習。最後のミニゲーム前にこんなやりとりがありました。

私:「ヘディングでシュートを決めたら2点分ね!」

子ども:「じゃあ、ボレーシュートで決めたら?」

私:「えっと~、3点」(難しいよねと内心思っている)

子ども:「オーバーヘッドは?」

私:「う~ん、5点!」(まあ、無理だよねと内心思っている)

子ども:「じゃあ、ファイヤートルネードシュートは?」

私:「えっと!1万点!!!」(ふざけるなよ!と内心思っている)

子どもたち:「やった~!ガンガン打とうぜ!」(いい加減にしろよと内心思っている)

ゲームが始まり、しばらくしてもう1人のコーチが近寄ってくる。

「てっちゃん、あの子たちの中でのファイヤートルネードシュートの定義知ってます?」

私は、「いや知らんよ!そんなもん!」って普通に答える。

すると、

「シュートを打つ前に自分でファイヤートルネード!って言えば、それでいいらしいです。」

「えっ!?・・・・・」

「ほら!見てください!あの子ら、みんなシュートを打つ前に言ってるでしょ」

「ファイヤートルネード!」って。

確かに。。。

これはハードル低すぎたな~と後悔する私。

「どうしよう。1万点にしちゃったよ。。。」

「大丈夫みたいです。全然シュート入ってませんから。。。」

「ほんとだ。」

「意外と難しいんだね。」

あなたも挑戦してみてください。

シュートの前に「ファイヤートルネード!」と叫ぶだけ。

シュートする前にそんな長いフレーズ言ってられませんから。。。

今日1日が、あなたにとって何かにトライする日になりますように!

(^-^)/て

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31.JFA芝生プロジェクト×加藤さん

おはようございます!キッズスペシャリスト、てっちゃんコーチです。

今日はJFAグリーンプロジェクトを10年以上継続している神奈川県小田原市のSKJ-FCの取り組みの話です。

先日、SKJさん主催の第18回イーストリバーカップU9があり、しらゆりの3年生が参加してきました。

場所は神奈川県小田原市の下府中小学校です。この学校の校庭は、、、

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そうです。天然芝なんです!!!

この日は12チーム、150人の子どもたちが芝生の上でサッカーを楽しみました。

10年前から校庭の芝生化に取り組み、今までかなりの苦労があったと聞いています。

それでもあきらめずに、継続して取り組んできた加藤さんを尊敬します。

とても暑い日でしたが、天然芝の上だと時間が経つのも忘れて、寝っ転がったりボールを蹴ったりして過ごしました。

加藤さんは言います。

芝生とサッカーでもっとつながりたい!

小田原市の街クラブが、たくさんのサッカーファミリーに芝生を通して幸せを届けています。

私はこのクラブをこれからもずっと応援していきます!!!

ありがとうございます。

協力: SKJ-FC 加藤 智晃

 

芝生化に興味のある方は、加藤さんまで連絡を取ってみてくださいね!

SKJ 加藤さんのFacebookページ

 

今日もあなたにとって素晴らしい1日になりますように!

(^^)/て

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23.欠席届、その意味とは?

おはようございます!てっちゃんコーチです。

今日は、子どもたちが自分で書く「欠席届」についてです。

しらゆりでは、練習や試合をあらかじめ休むと分かっている場合には、子どもが自分で欠席届をコーチに提出します。

1学年で20人~30人いますので、子どもたちが次から次へと「コーチ!この日とこの日は休みます!」って言われても覚えられませーん。。。(泣)

ですから、紙に書いてきてもらい、提出するわけです。

でも、実は他にも狙いがあります。。。

決まったフォーマットは特にありません。

出来れば、家族で出かけるとか、プロレスを見に行くとか(笑)

理由が書いてあると良いですね!

__________________

てっちゃんコーチへ

〇月〇日の試合は、△△のために休みます。

よろしくおねがいします。

学年

氏名

__________________

だけでもいいんです。伝えたいことを1枚の紙にまとめる。低学年でも保護者に助けてもらいながら、自分で書いてコーチに提出します。

これが将来、社会に出たときに役に立ちます。

人に何かを伝える時に、必要な事を分かりやすく、シンプルに書く。学校で作文を書くこともあります。大学で論文を書くこともあります。あるいは、会社で企画書を提出することもあると思います。

何を伝えるのかを考える。

紙のどこに何を書くのかを考える。

日本語を正しく書く。

文字を丁寧に書く。

習った漢字を使う。

単なる欠席届ですが、いろいろな気づきや学びがあるのです。

もちろん、全く何も分からない状態でいきなり書けって言われても無理ですよね。

学年にもよりますが、保護者と何度か書いていると分かってくるものです。

中には絵を描いてくれたり、シールを貼ってくれたりしている可愛らしい欠席届もあります。

オリジナリティーがあって、それはそれでいいなって思います。

名前が書いてなくて、あれ!?これ誰だっけ?というのもたまにあります(笑)

ビリビリになった紙の切れ端に書いてくる子もいれば、しっかりとした紙に書いてくる子もいます。

さらに、大切な事は他にもあります。

欠席届を渡すタイミングです。どのタイミングでコーチに渡すのかも配慮が必要です。今は忙しいかな?大丈夫かな?という “間” を見極めることも大切です。

渡す時に、「コーチ、はい、コレ!」と片手で渡す子どもがいますが、そういう子はやり直し。片手で渡すのか、両手で渡すのかについても、社会に出た時のことを念頭に置いています。そんなちょっとした仕草の積み重ねが人生を大きく変えていきます。

今日1日があなたにとって心も体もハッピーな1日でありますように!

(^^)/て

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16.秦野ワールドカップ(湘南ベルマーレイベント)

おはようございます!てっちゃんです。

ロシアで熱戦が繰り広げられているワールドカップですが、実は、神奈川県秦野市でも湘南ベルマーレ主催のワールドカップ(子ども対象)が開催されました!

今日はその様子をお伝えします。

このイベントの狙いは、子どもが自分で考えて行動できるようになること、知らない人とでもコミュニケーション能力を発揮すること、問題が起こった時も自分たちだけで解決することなど、サッカーを通して心と体、人間性を育むことです。

 

秦野ワールドカップは、自分たちで作るゲーム大会

このイベントは、人間性を育むための様々な仕掛けが工夫されています。

~試合ルール~

1、毎試合、チームメイトと対戦相手が変わります。

2、個人ポイント制で各試合の勝敗やゴール数によってポイントが入り、最後に一番ポイントが高い人が優勝です。

そして、優勝賞品はなんと、、、、

ワールドカップトロフィー!

 

 

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~約束~

・自分たちのことは自分たちでおこないます。親の力は借りません。

・試合スケジュールの管理、ポイントの計算、ビブスやボールの整理整頓なども自分たちで行います。

・分からないこと(足し算ができないなど)があれば、自分からコーチに聞きに行きます。

・試合のルール(GK固定?スローイン?キックイン?オフサイドあり?)は毎回自分たちで決めます。

 

どうですか?かなり人間力が必要とされるイベントですよね!素晴らしいです。

では、実際にどんなことが起こったのでしょうか?

・ポイントが計算できず、困って泣いてしまう子がいた。

・6人制なのに、4人しかいなかったり、7人もいたりすることがあった。

・自分の試合時間なのに他のことに夢中になって、チームメイトから名前を呼ばれて慌ててコートに入ってくることがあった。

・試合で使い終わったビブスがそのまま放置される。

・試合中の判定で相手と言い争いが起こった。

と、このように様々なことが起こりましたが、すべて想定内。

 

大切なことは、

 

自分たちで問題を解決すること

 

なかなか慣れないことだったので、はじめのうちはうまくいかないこともありましたが、徐々に経験を積み、後半ではスムーズに自分たちで進めることができたようです。見ていた親御さんたちも、子どもの柔軟性や対応力の高さに少し驚いていました。

全ての枠組みを決められた中だと、子どもたちは行動できるが、自分たちでとなるとなかなかできない。それでもやっていくうちに少しずつできるようになる。想像力や問題解決能力、コミュニケーション能力などはこれからの時代、とても大切な力。たった1回のイベントでも成長が分かって嬉しい!と湘南ベルマーレの片瀬コーチは言う。

是非、今度はしらゆりの選手と一緒にやりましょう!

主体性、コミュニケーション能力、問題解決能力、、etc

サッカーを通してこれらの生きる力を養うことができます。

http://www.bellmare.co.jp/academy_school

今日1日があなたにとって心も体もハッピーな1日でありますように!

(^^)/て

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